布田・亀の湯（調布市調布ヶ丘３−１９−１０）

　先日の緑湯に続いてまたしても調布の銭湯が廃業、今の家から遠いとは言え、
２軒続けて消えていくのを黙って見過ごすわけにも行かず、無理矢理予定を空け
て京王線布田へ。久々に高円寺で買い物、その足で永福町行きのバスに乗り、京
王線に乗換。なんか後続の準特急に病人トラブルがあったようで、通過待ちをす
るのかしないのか分からないようなノロノロ運転の各駅停車。ようやく布田到
着、駅前に花にもない住宅街、亀の湯（調布市調布ヶ丘3-19-10）もかなり歩く
ようですが、真っ直ぐ三鷹通りを北上すればいいようです。
　１２〜１３分くらい歩くとスバラシイ千鳥破風（かなりデカイ！）と屋号の
入った煙突が目の前に。入口だけは今風のタイル張りの建物になってます。入口
には活字で大きく「６月６日（金）をもって閉めさせていただきます」と書かれ
た貼り紙。フォントの大きさを替えたり色付けしたりとちょっと凝った自作ポス
ター。中に入り、カウンターの大女将に湯銭とスタンプ帳を。そう言えば今日か
ら６月、料金改定がどうなってるのか聞いてみる、新聞には載ったけど、今月は
まだどこも旧料金じゃないかしら、とのこと。
　脱衣室へ。ポスターや貼り紙などが殆どないスッキリした銭湯。しかし女湯と
の間の柱壁には立派な懸魚が！屋号に恥じないスバラシイ亀の木彫り。
　浴室へ。湯道具はケロリン桶と黄色丸座椅子。島カランは1.5列（右手島カラ
ンは左側のみ、右側はカランなし）、右から３・５・５・５・７。常連の方々は
いつもと変わりなさそうな世間話、まぁ廃業することはもう分かってるから話題
にはしないか。壁絵はチップタイル絵。洋風の山の風景画。右脇にも続いてい
て、そちらは熱帯魚がモチーフ。更にその横に背景広告社の広告。久々に見る
「多摩クリスタル」（笑、高円寺在住時代はよく見ました、先日の阿佐ヶ谷・観
音湯には広告なかったなあ）。
　浴槽は３槽、右側外壁側からジャグジー風床バブルの浅湯（ちょっと手前に張
り出してます）、中央が座風呂２人分、そして右側深湯は弱めの床バブル。湯温
は全体的に４２度ないぬるめ。でもお湯が柔らかくて気持ちよく、ついゆったり
暖まってしまいます。
　湯上りはMEGMILKフルーツ牛乳１１０円。カウンターは大女将から女将に交
替。今日は模試で頭使ったし、買い物でも結構歩いたので疲れた、水分とフルー
ツの甘みが五臓六腑に滲みます。その休憩スペース、広さもかなりのものです
が、ものすごい立派なお城のミニチュアが飾られています。しゃちほこが乗って
るということは名古屋風？他にも縁起物の木彫りの置物多数。ここのご主人は願
掛けがお好きなのかしら。帰りは八雲郵便局前からバスに乗り調布駅へ。京王線
準特急に乗ったら、さっきのノロノロ運転がバカバカしくなるくらい速かった
（苦笑、明大前までノンストップですから！）