第一京浜浴場跡地（大田区山王２−４２−１０）

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　いい加減復活せねば。まず事始めに煙突破損で廃業してしまったと言う第一京
浜浴場の見学と、今月で廃業予定の雷湯に。
　ずっと寝たきりに近い生活をしていた（昨日は家族と出かけたが、独りでの外
出は水曜以来）ので、電車に乗っているだけでもつらい、座っていても横になり
たくなる。
　総武線と京浜東北線を乗り継いで大森到着。中延に住んでいた頃が懐かしく、
ちょっと駅周辺をうろうろした後、第一京浜浴場を目指す。駅周辺は何ともな
かったが、ジャーマン通りに入り、あちこちの建物や歩道にコンクリートにヒビ
が入っていたり、レンガが崩れていたり、と震災の跡を何ヵ所も見い出す。都内
は地震の影響はあまりないものだと思っていたが、大田区に関しては結構大きな
影響があったようだ。
　ジャーマン通りが環七とぶつかったところを左手に。そこには目を疑うような
光景が。まさに煙突が真ん中辺でポッキリと無惨に折れて倒れた姿だった。東北
地方の無惨な姿もひどいが、首都圏の人間にはテレビの中の光景。目の前にあの
ような光景を目にすると言葉を失う。通りすがりの人々ですら、この光景には足
を止めて驚いていた。
　玄関に回ると立派な二重の千鳥破風。ほぼ問題ないものの、足下のタイルが割
れ落ちている。そして廃業を伝える貼り紙。何とも無念な光景だった。帰りは都
営浅草線馬込駅へ。