ぼたん湯(杉並区成田東4−39)


<Mon, 07 Feb 2000>
久々の平日銭湯巡り。

 今日は杉並区成田東4-39のぼたん湯へ行ってきました。杉並郵便局
裏、丸の内線南阿佐ヶ谷駅から徒歩1〜2分の場所。
 とにかくこの銭湯、何もかもが大きい。入口がまず広い。横だけで
なく、高さもかなりのもの。造りそのものは素朴なのだが、もしや王
様が自分一人のために作ったのでは?などと思わせるがっしりした造
り。
 脱衣室に入る。番台もテーブルが広い。広々とした脱衣室には島型
のロッカーは1列だけ。脇にテーブル型TVゲーム(電源はもう入っ
ていない)が飾りのごとく存在している。木の柱が漆色に存在感を誇
示していて、派手ではないがとても立派な造り。蛍光燈の数は決して
少なくはないのだが、その広々とした空間を照らすには少し足りない
のか、少しばかり薄暗いのが風情がある。
 浴室も然り、この広さなら、島カランが2列あってもおかしくない
のに1列しかない。その結果、カランに座った時の背中の空間が実に
広々としているのだ。とても贅沢な空間。当然浴槽も、他の銭湯より
一回りサイズがでかい。湯は透明湯、しかも熱い。深い方などは48
度近かった。ありそうでこういう銭湯はなかなかないぞ。壁絵はごく
一般的な山と湖の絵。銭湯に入っているのに、何かお殿様にでもなっ
たような贅沢な気分が味わえました。
 湯上がりはヨーグルトドリンク。番台のおばさんが「牛乳じゃない
ですけどいいですか」と一言言って下さる。湯上がりに牛乳、と言う
王道を欲しているのが顔に書いてあったのを察知してくれたようで嬉
しい。後から入ってきた学生風のオニイサンはロッカーを使わず篭を
使っている。さすがだ、お客さんもこの銭湯の味を分かっている。オ
イラもロッカーを使っているようでは甘いな。:-) 何はともあれ、385
円の贅沢を満喫できた銭湯でした。

<2004.01.26(Mon)>  杉並郵便局に行った帰りに立寄り(郵便局のすぐ裏)。相変わらず 大作りな銭湯だ。広いけど、脱衣室はそこそこ暖房が効いています。 女湯と境の柱には振り子時計がありましたが、それは現役引退、今は 一般的な丸い時計が時を刻んでいます。島ロッカーを使用しましたが、 乱れ籠もまだ現役ですね。湯道具は無地黄色桶と灰色門型座椅子(緑 のM字型もあり)。実に背中広々なカランです。  湯はかなり熱め、でも慣れれば何てことないので、44度強といっ たところでしょう(前回の記事で48度ってサバ読み過ぎですな:-))。 深湯は誰も入っていませんでしたが、浅湯とそんなに変わらず、45度 ないと思います。壁絵はこれは丸山師でしょう、女湯とまたがる瀬戸 内海。湯上りは今回もヨーグルトドリンクだったです。