本銚子・浅間湯（千葉県銚子市愛宕町３７０２）

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フォトアルバム(2014/11/09撮影)

　ＧＷの最終日、昨年の銚子銭湯巡りで入り切れなかった浅間湯（銚子市愛宕町
3702）へ。銚子駅で女将さんへのお土産を忘れたらしい、なんてこったい。銚子
電鉄が20分待ちなので、1.6kmなら歩いてしまえ。とは言え、なんてことない寂
れた銚子の町を歩いた訳ですが、それでも多少は猫撮り出来たし。３時過ぎに浅
間湯到着、ほぼ予定通り。しかし、まだ開いてない。お店の周りで柱にペンキ塗
りをしているオヤジさん（多分お店のご主人でしょう）に何時開店かを伺ったと
ころ、４時とのこと。１時間あるなら少し散策してみますか。行き先はもちろん
花の湯（銚子市本町1880-1）跡地。おっと、それ以前に煙突が見える。やはり廃
業した銭湯らしい。かなり寂れていてかなり昔に廃業したみたいですが、なおさ
ら余計に年輪を感じさせて味わい深い存在感を醸し出しています。そして花の湯
跡地、確信とまではいきませんが、スーパー斜め向かいに新しく出来た個人邸宅
が跡地っぽい。つまり、地方には珍しい宮造りの建物は蔭も形もありませんでし
た。
　浅間湯に戻ります。まだ４時まで１５分ほどある、まだペンキ塗りを続けてい
るご主人に再び質問、入口が２つありますが、どちらが女湯でどちらが男湯です
か？と。どちらでも良いらしい、中でつながっている様子。道路挟んで向かいに
和菓子屋さん、小腹空いたし、食事の時間もないので、車内食用に柏餅とどら焼
を。気さくなご主人で、風呂屋が開くまで待たせて頂けることに。
　さて４時５〜６分前に開店、和菓子屋で待っている間に女性が２〜３人並んで
いたけど、入ってみたら一番湯は地元の方が先に入ってました（笑、荷物が多く
てもたもたしてるから先を越された）。
　通路にカウンターがあり、湯銭360円を払う。染髪洗髪料60円、と言うのも
あったが、通常の洗髪は入浴料金のみでオッケーの様子。なんと、下駄箱のキー
は脱衣ロッカーと共通、松竹錠でメジャーなのにこんなものがあったとは！最
初、浴室入口は完全に開け放しで沖縄銭湯のような感じでしたが、まもなく込み
合ってきて、お客の１人が閉めました。何しろ一番湯、次から次へとお客が来ま
す、もちろん皆さんご常連の方々、挨拶を交わしています。天井は三角屋根です
が、途端のような素材を浸かっています。いちおう湯気抜きの高窓あり。
　さて浴室、湯道具はなんとマボロシの白ケロリン！しかも桶底のデザインが２
種類！座椅子はノーマルなＭ字型緑座椅子。島カランは１列、お見合い式（シャ
ワー鏡なし）。カラン数は右側女湯側から５・４・４・４。鏡は広告入のヤツ、
はいいんですが、地元の広告（伊藤米油店など）に混じって、滝野川信用金庫と
言うあからさまに東京都内の広告が！（笑）
　浴槽は２槽、左側が浅湯、設備特になし、右側深湯、床バブル。どちらも川弓
の香りがする薬湯です。湯温は浅湯が42度前後（皆さん上がった後）、深湯が46
度前後（皆さんが入る前）でしたが、一番湯で一気に６人くらい入ってましたの
で、少しぬるくなったと思われます。それにしてもここの常連さん、お仲間と世
間話で全身浴って、ノボセますよ！ペンキ絵は残念ながらありません、模様タイ
ルです。
　湯上がりのお風呂ドリンクはなし。ドリンク用冷蔵庫はありません。それにし
ても銚子のオジサンたちは気さくだ、四人くらいから話しかけられた。
　さて急いで銚子電鉄に乗って移動だ、銚子駅で忘れ物を無事保護、お土産を少
し買って、次は佐原へ。残念ながら昨年お世話になった女将には会えなかったけ
ど、またいつか。

　廃止銭湯画像（FreeML IDが必要です）