姫の湯（青森県青森市古川１−１８）

　青森くんだりまで旅行しても、やっぱり銭湯巡り（笑）。青森駅か
ら一番近い、姫の湯（青森市古川1-18）に行ってきました。入口の上
に「姫の湯」と書いてあるが、狭い入口で銭湯だとは分かりづらい面
構え。煙突もあるにはあるが、ビル街に挟まれているゆえ、目に付き
にくい。
　昨日行った上野の松の湯同様、男湯、女湯の扉を開けてから下駄箱
が現れる、これって東北地方ではスタンダードなのだろうか？料金は
３５０円、タオル（２００円、持ってきていたのに、入ってるカバン
をコインロッカーに詰めてきてしまったため）、石鹸（２０円、単な
る石鹸切れ）を合わせて５７０円。ロッカーは壁に埋め込まれている
ものが１５程度（５列×３段、鍵のない物あり）、しかし番台からも
浴室からも見通しのよい脱衣室ゆえ、盗難の心配は少なかろう、と、
脱衣かごに荷物を預け入れる。すごいポスター発見、ピンからトリオ
の宮史郎と殿様キングスの宮地おさむの共演（＋扇ひろ子と言う女性
演歌歌手）公演の宣伝、これは濃いなあ、さすが青森県（そう言えば、
献血のポスターも吉幾三だったっけ）。
　さて浴室、島カランが１列あるが、鏡もシャワーもない。本当にカ
ランだけのもの（ついでに排水路もなかった！）。おぉ、ここもこな
いだの甲府の銭湯同様、湯の蛇口と水の蛇口に段差（湯の方が下）が
あるではないか！奥行きについては結構広くて、窓側カランは８人分
くらいカランがあったように思います。
　浴槽は変哲のない透明湯で、背中をマッサージするバブルジェット
があるくらい。しかし浅い方の浴槽がかなり深めで、尻を完全に床に
着けると水面が鼻の辺りまで来そうになったので、ちょっとだけ腰を
浮かして入浴。また、深い方の浴槽の壁は岩風呂になってます、これ
はなかなか雰囲気があってよい。壁絵は王道、富士山。しかしちょっ
と面白かったのは、手前の近景の部分に家が一軒一軒丁寧に書き込ま
れていたこと、なんだか妙なディテールにこだわっている壁絵でした
（笑）。
　湯上がりはビン牛乳。１本８５円（安い！）。しかもお代を払った
ら、番台のおばさんが栓を開けて下さいました。
　余談、小学生の姉妹２人とおじいちゃんが入ってきたのだけれど、
お姉さんが浴槽で君が代を鼻歌で歌っていたのには脱力した。巷のヒッ
ト曲とか歌えばいいのに。