第19回 若潮マラソン


Date: 1999/01/31(Sun)
 去年はウルトラマラソンこそ走ったものの、フルマラソンは0だったの
で、久々の42.195kmのレース。
 この日の完走^H^H感想を要約すると、「やはりフルマラソンはむずかし
い」。完走すればオッケー、のウルトラマラソンと違い、フルマラソンは
出場回数も20回を越えているわけで(正確な出場回数はすでに分からな
くなっているのだが:-))、やはり新記録は無理としてもそれなりの安定
したタイムは出したい、と思うもの。しかしながら、南房総の素晴らしい
天気に恵まれたにもかかわらず、結果はひどいものだった。
 館山は千葉県内とは言え、西の端から南の端まで行くとかなりの距離で、
朝は5時20分起床、朝食を食べて6時15分の総武線各駅停車に乗った
が、館山駅着は8時45分。却って県内だと特急列車が利用しにくい、と
言うのもあったりして。固い座席のコンパートメントに長時間座っている
と体調にも響く危険があったが、幸い君津から特急列車車両に乗り換える
ことが出来た(君津から各駅停車扱いなのだそうだ)。
 館山駅からは会場の市民運動場までピストンバスが運行、で、なんかす
ごく可愛いバスガイドさんのバスに乗ることになって、しかも一番最後に
乗ってガイドさんのすぐ側に立っていたので、お話しちゃったりしてちょっ
とラッキー(おっと脱線:-))。会場到着は9時5分。
 スタートラインにはゼッケン番号順で並ぶようにプラカードが表示され
ている。と言うことは、タイム順でゼッケン番号が割り振られているのだ
ろうか?私は105番とかなり若い番号だったが、ベストタイムで決めた
のかな?今の私はあの頃のように3時間13分で走れたりはしないのに
(泣、それはともかく、ここのレースは初フルマラソンも、自己最高記録
も体験した個人的に重要なコースなのだ)。
 そのせいで、前半は少し飛ばし過ぎたのかもしれない、最初の5kmは
24分30秒だった。次の5kmは24分。普段の15km程度の練習で
も23分くらいかかる人間が、このペースでフルはきついだろう。という
ことで、次の5kmで今度は26分に落ちる。久々のフルマラソンという
ことで、こういうところでの勘所が分からなくなっている。その次、つま
り20km地点では25分。中間地点は1時間46分で入った。傍目には
いいペースだが、結局は前半で消耗してしまったようだ。
 この辺りから足が重くなって来る、いや、足が重い以上に、腰に痛みが
走って、身体全体がつらくなって来る。当然ペースは落ち、次の5kmは
29分に。スタミナ切れなのだが、脚の筋肉がやられたわけではないので、
乗って来るとペースが上がったりするのだが、それも長く続かない。30
km地点辺りになると、すでにペースは35分、時々歩かないとやってら
れなくなる。
 35km地点ではとうとう貧血になってしまった。レース中の貧血は何
度か経験があるのだが、今回は条件が悪い。完全に手足がしびれていたし、
給水所は遠い。こんな時、ウエストポーチに小銭を入れて持っておけばよ
かった、と後悔。とにかくこんな状態じゃ走りようがないので、残り7k
mあまりのうち、5kmは完全に歩き通した。もちろん当初の目標、4時
間以内は夢と消えた。こういう状態だと沿道の人たちの声援は嬉しくもあ
る一方で、つらいものである。
 フィニッシュは4時間32分。もちろんワースト。昔は2日酔いでも3
時間45分くらいのタイムは出せたのになあ。しかし、とにかく完走はし
た。棄権に比べたらこのタイムだってましなのだ。
 とにかく疲れた、一風呂浴びて帰途につくことにしよう。電話ボックス
で電話帳を調べると、館山には銭湯がないことが分かったので:-)、大会
推薦の館山夕日海岸ホテルの大浴場を利用した。以前だったら浴室から海
原に沈む夕陽が見られるという、それは素晴らしい浴場だったのだが、な
ぜかせせこましい普通の浴場になっていて、しかもカランが足りない状態。
これはショックだった、たとえ露天風呂があったとしてもね。
 帰りも普通電車で帰った。固い椅子だけど、寝てしまえば関係なし。千
葉でちょっと買い物に立ち寄って帰宅。