第26回 館山若潮マラソン


<2006.01.29(Sun)>
 今シーズンは調子が悪い中、いよいよフルマラソンである。まぁ遅いながらも
長い距離の練習ができたので、とにかくやるしかあるまい。船橋に帰って来てか
らの館山、電車の時刻を調べてなく、前の晩に夜遅くまでやってる本屋に行って
時刻表を買って来てあわてて調べた。もう少し遅い時刻でも館山まで行くことは
できたが、やはり臨時列車の館山若潮マラソン号に乗るのが(船橋で乗り換えれ
ば直行してくれるので寝られるだろう)得策だと考え、5時過ぎ起床。軽く朝飯
を食べたが、多分足りないだろう、コンビニでおにぎりとパンを買って電車の中
でも食べることに(フルで一番辛いのは空腹で動けなくなること)。ところが予
定していた各駅停車が全然来ない、いきなり焦るなあ。何しろ6時前だ、他の客
もこのレースの参加者がいっぱいいる。まぁ結果的には船橋で臨時列車は接続待
ちをしてくれていた。当然外は真っ暗、空が白み始めるのは千葉を過ぎた頃から
だ。買って来た食べ物は食べたが、あまり眠くなく、寝る気にならなかった。そ
れにしても内房の海は奇麗だ。館山のマラソンコースもむせるほど潮の薫りがす
るところがあるが、普段マラソンの練習と言えば近所の川沿いか山へ行ってしま
うので、海を眺める事自体が久しぶり。
 遅れていたと思ったら館山には定刻に到着、まだ8:15だ、ピストンバスにはす
んなり乗れちゃうし、バスはなぜか会場をオーバーランしたが(苦笑)、それで
も会場に着いてからは余裕だ。トイレも列車の中で済ませてしまったし、のんび
りとゼッケンを付けたりICチップを付けたり。時間があるので、ウォームアッ
プもした、普段はフルなんてぶっつけ本番で走るのだが。で、ウォームアップコ
ースがまた海辺だ、奇麗な砂浜である。こんなところにCAFE DEL MARみたいなオ
サレな海の家カフェバー建てたらウケると思うんだけどな。
 さて荷物を預かり所に預けてレースだ。ゼッケン番号で並ぶ場所が決まってい
るらしい、去年棄権したせいだろう、オイラは一番後ろじゃねえか(泣)。それ
にしても見事な快晴、擦れて腫れやすい部分のケアは万全だが、日焼けのケアま
ではしてないや。
 当然号砲が鳴ってもなかなかスタートラインまでたどり着かない、オイラの時
計で1分54秒かかってる(爆)。更にそのあとも込み合ってなかなか前に出ら
れない。何しろ一番後ろからスタートしている。マイペースで走っていても10
km過ぎまで抜きまくっていた。おっと、いつもの盲腸コース、これまでは後半
に入っていったのだが、今回は前半に入ってしまうのね。さっき抜かしたメイド
喫茶(メイドコスプレのランナー)はどこだ?そのメイド喫茶野郎、12km付
近で抜かされた、クソッと思っても全然かなわねー(涙)。その先だったか前だ
ったか、結構な大集団を抜く、どうやらサブフォーのペースメーカーがいるよう
だ。ペースメーカーなんて要らん、自由に走らせてもらうぜ、とオイラは気にせ
ず抜かしたが、多分あとでこの人たちに抜かされるんだろうなあ。
 15km辺りから膝が痛くなって来た。これまでも膝の痛みを感じながら走っ
たことはあるが、年齢的に引きずったらイヤだな、と思いながら走る。給水所で
は膝屈伸したがなおらない。でも結局22km過ぎの折り返し地点頃から治まっ
て来た。
 しかし本当に問題なのは24km辺りからきた太ももの疲れだ。練習不足と言
うか、疲れが来るのが早すぎる。一転して抜かされモードに。27〜28km地
点で先ほどのサブフォー軍団にも抜かされたし。どのくらいペースが落ちたのか
はちゃんと測っていないが、5分/kmが確実に6分/kmに落ちたのは間違い
ない。こうなると給水所では休憩なしに先に進めない状態。歩きたくてしょうが
ない状態がずっと続いたが、なんとか歩くことだけは避けた。
 36km過ぎ頃ようやく復活、あとはゴールまで頑張るしかない。それにして
も、40km地点ですでに4時間を切れてないのはショックだった。ゴールは4
時間22分ちょっと。スタートラインまでの時間、スタート後混雑でもたもたし
ていた時間を差し引いても4時間18分だ。まぁワースト記録は覚悟していたの
で仕方ない、でもまあ、ゴールした時の達成感は記録とは関係ないものだね。完
走したという充実感はあったのでオッケー。天気に恵まれ、風も弱いこんな日は
ちゃんと練習してる人はみんな好記録を出したんだろうなあ。
 うまい豚汁を頂いたら長居は無用、荷物を受け取りさっさと着替えて館山シー
サイドホテルでお風呂を頂く。フロントに財布を預けたのを忘れてローソンで買
い物して恥ずかしかったー(苦笑)。
 去年廃業した朝日湯の跡地も見学、例の歩道橋は今もありましたが(というか
改築された様子)見事に駐車場に変わり、跡形もなくなっていました(涙)。そ
のまま館山に戻る、最終の特急さざなみ号には間に合ったようだ。車内がうるさ
かったこと、トイレに行きたいけど窓側で行きずらかったことからあまり眠れな
かったが、弁当も食べれたし。家には7時20分頃到着。2時間半で戻って来た
わけだが、高円寺の時も3時間くらいで戻れたような気がする。それにしても千
葉県は広い、2時間半も新幹線に乗ったら京都近くまで行っちゃうのにね。

 最近は完走証のハガキを観なくても、ランネットですぐに調べられるんですね。 と言うことで、公式な結果は、 フルマラソン2組(35〜49才男子) 448位/592人中 2692 真田 一宏 記録:04:22:28 ネットタイム:04:20:32