第２２回　館山若潮マラソン（千葉県館山市）

　今年の若潮マラソンは前の晩からの雨が朝になってもやまないバッド
コンディション。まぁ過去には他会場で雪中マラソンも経験があるので、
史上最悪、ってことはないけれど、いつもフラワーラインのコースでは
菜の花が出迎えてくれるような南房総ならではの暖かい気候もこのコー
スの魅力なのでちと残念。会場に着いても大雨だったらやめよう、と思
いつつ高円寺6:01の東京行きに乗る。高円寺ではおやつ用菓子パンだけ
買い、朝食はもちろん東京駅で駅弁を買い、特急車内で。いつもは特急
さざなみが京葉線を走ってる最中に日の出を見るのだが、今年は雨雲で
そんなものは見えない。途中五井辺りで少し青空が覗いたが、また雲に
覆われてしまう。朝一番のさざなみは君津から各駅停車になってしまう
ためただでさえ遅いのに、天候のせいか更に遅れて（と言うか、単線で
すれ違い停車時間が多過ぎる）終点館山到着は９時近く。乗車中にトイ
レを済ませていたのはラッキーだったが（スタート前はトイレに長い行
列ができるからねぇ）、送迎バスに乗り、会場に着いてからも、上がっ
たとは言え雨のせいで地面が糠っており、荷物の置き場所を見つけるの
に一苦労、結局更衣室テントを使った。ゼッケンを付けて着替えたらも
うスタート時間、ウォームアップなしでスタート地点に向かう（荷物は
全部荷物預かり所で預かってくれたのがありがたかった）。
　心の準備をする間もなく号砲が鳴る。なんかお尻の感触がヘンだ、ど
うやらランニングパンツを前後ろ反対に履いてるらしい（笑、そこまで
オイラ慌ててたらしい）。次のトイレで履き直そうかと思いながらスター
ト直後は軽快に飛ばす。恥ずかしいとは思ったが、こういう市民レース
はお笑い系ランナーも多いんだよな。女子高生コスプレランナーが異様
に元気で道端の応援団の笑いを取っていた。それにしてもこれから４２
ｋｍも走ると言うのにあのテンションは一体どこから？:-)
　相当後ろからスタートしたのだろうか、１０分くらいはゴボウ抜き状
態。それはともかく問題は天候である。着替え中やスターと直後までは
おとなしかった空模様が怪しくなり、前方にそらから落ちて来そうなほ
ど重そうな雲が立ち込める。そして５ｋｍ過ぎ辺りから再び雨モードに
（一時雪だったかも）。１０ｋｍ地点までは最悪で、顔面に降り注ぐ雫
が口に入ってくるし、それに身体をどんどん冷していく。その頃には汗
をかくほど十分に暖まっていたので体温的には全然問題なかったのだが、
前の太ももの肌が完全にかじかんでいる。冷えが筋肉まで達しないかと
心配になった。
　とりあえず雨はやみ、身体の冷えの問題は乗り越えた。しかしフルマ
ラソンと言う長いレースには他にも後からいくらでも悩みの種が出てく
る。２０ｋｍ地点では右足裏の先に痛みを感じた。緩めに履いていたの
で着地の衝撃があるようだ（練習ではあまり長く走っていないので、厚
底の靴なので気にならなかった）。と言うわけで給水所で靴ひもの締め
直し。抜かれた人数はそれほどではなかったものの、やはり心理的スト
レスは大きい。２５ｋｍを過ぎると今度は右膝に痛みが来た。次の給水
所で屈伸運動。それと、ランナーズチップをゼッケンに埋める、という
今大会の試みは失敗だと思います。雨に濡れてゼッケンの紙も弱くなっ
たのか、チップの重さでピン留めが破れてはずれて２回もゼッケン付け
直しをしました。あれには泣かされたなあ。
　しかし今回はスタミナ切れにならなかったのが大きい。前半飛ばして
いる時に寒かったおかげで発汗による消耗が抑えられたせいかもしれな
い。もちろん前半の５ｋｍ辺り２６分のペースは後半３０分近くまでダ
ウンしたのだけれど、走り続けられたでサブフォーは何とかなりそうだ。
ラスト３ｋｍから軽いスパートもできたし、今回はいいレースだったと
言える。
　タイムは3:56:53。さすがにゴール時には筋肉痛がピークに達して思
わずうなったし、サービスの甘酒を飲みながらあまりの疲れに座り込む
と例によって貧血で足の先が痺れる。預かり所で荷物を受取るなり、そ
れを枕にして一休み。
　今のところ筋肉痛はそれほどない（きっと明日や明後日に出るんだろ
うけど:-)）。と言うことで歩いて駅に向う。途中で大野さん高村さん
たちのグループに会う。久々の再会で、お互い頑張ってますね、と言う
話を。と言うことで、今回は館山銭湯情報があるので市内の銭湯巡りし
よ。(^_^)

<2002.02.02(Sat)>

　大会事務局から公式記録が送られてきました。