第19回武田の里マラソン大会(山梨県韮崎市)

<Date: Sun, 15 Mar 1998>


 もののはずみと言うか、最近出場レース数が減っているような気がした
ので、受け身的に誘われたレースだけでなく、自分で「ランナーズ」の市
民レース一覧から出たいレースをチョイスしてみようか、と思って申し込
んだ大会。
 がしかし、まだうっすらと暗い時間(5:40頃)に家を出たときには晴れ
ていた空が、3時間後JR中央線韮崎駅に着いてみるとヒョウが降ってい
た。こりゃ13日の金曜日にダメを押す運の悪い天気だな、と溜息が出た。
ヒョウはすぐに止んだが、冷たい強風はそのまま残った。3月とは言って
もなめてはいけない、ここは南アルプスの真ん中だ、北風は全てまだ雪の
残る冬山の方から吹いてくる。
  20kmレースのエントリー数は300人強。個人的にかなり小規模だと思
わせる大会。実際、号砲が鳴ってすぐにスタートラインを越えられたし、
ランナーのなす長い列の向こうに先導の白バイを、後方の列の終端を直後
に確認できた。こういう小規模なレースは走っていて楽しい、周囲のラン
ナーのメンツがあまり変わらないので、抜きつ抜かれつしているうちにラ
イバル意識みたいなものが生まれて走るモチベーションが上がるからだ。
 そして南アルプスの素晴らしい風景を堪能しながらのレースだった。冷
たい北風は相変わらずだったが、最近近場のレースが多い中、風景を存分
に楽しめたレースだった。
 記録は1時間35分。良くも悪くもないタイムだが、追い風のときは気
持ち良く飛ばせて楽しかった、逆に向かい風のときはしんどいったらありゃ
しなかったけど(苦笑)。最後なんてスパートしようにも腿が冷え切って
足が上がらなかった(泣)。
 会場の韮崎西中学校も、意味もなく音の悪いPAで意味のない音楽を目
一杯かけてたのがご愛嬌で笑ったが、全般的にのんびりとした大会で、息
抜き目的の僕のようなランナーには向いている大会だと思った。