富士登山競走試走会(07/07-08)

・遅刻ギリギリ
　慢性的に公私共に忙しい状態。普段は平日にやりたいことができなくて、
週末にまとめてやるわけだが、土日両方つぶれるとなると今度は逆に週末に
やることを平日にやってしまおうと言うことになるわけで、これはしんどい、
寝不足になるのは当然の理。多分今までの試走会のときも似たり寄ったりだ
ろう。１２時に寝ようと努力しても、やはり１２時半くらいにはなってしま
う。５時半起床で食事と支度。余裕があるつもりだったが、結局はぎりぎり
になってしまうものだ。
　と言うか、東西線はすぐに来た。問題は九段下で乗り換えた都営新宿線。
まさか１０分も待たされるとはね。東京のど真ん中でこの本数の少なさはいっ
たい？快速通過待ち、急行高尾山口だと、本八幡発なのかな？次の高尾山練
習のときに利用してみようか。新宿バスターミナルには出発３分前到着、間
に合ったがいきなり小原さんに迷惑をかけてしまった。

・すごい曇り
　雨こそ降ってないがかなりの曇り空。果たして富士の山の様子はどうであ
ろうか。バスの中でひとしきりおしゃべりした後、１時間ほど仮眠。１０時
には五合目到着。

・やっぱりしんどい
　登山準備の空間はあっという間にすごい人。最近は若い人が集団で登るん
だなあ、昔は現役引退した中高年が中心だったような気がするが。外は小雨、
と言うよりは霧（要するに雲の中だ）。
　もちろん富士山がきつい山と言うのは経験的に十分知り尽くしている。そ
れをもってしても、やっぱり高山病が辛い。呼吸がきついとか、足の筋肉が
吊る、と言う問題以前に、頭痛が大変。意識も朦朧として、岩場でバランス
を崩すと大事故につながる。そうなったらもう根性で登るぞ、と言う状況で
はなく、身の危険を感じて怖くなる。３時間近く登り、白雲荘でリターン。
下りの砂利道で道を間違えて先ほど休憩を取った太子館に戻ってしまう。再
び下山道に戻り五合目へリターン。一度高山病になるとなかなか戻らない。
むしろ下山で勢いで降りる方が怖いくらい。平地でも千鳥足のようなフラフ
ラした足取り。まぁ山のレースなんてのはこんなのが当り前なのでそれ自体
は気にしてないが。

・雲上閣で爆睡
　そんな訳で登山準備部屋に戻ったらたまらず爆睡。２時間近く寝てしまっ
た。荷物を預けているコインロッカーの前のベンチで寝ていたので小原さん
に気付いてもらえると思ったが甘かった。と言うことで、６時３５分のバス
で一人で下山し、更に河口湖駅から富士急電車で富士吉田へ。駅では小原さ
んが待っていてくれた。また迷惑をかけてしまった。宿に戻り急ぎ入浴を済
ませ、遅くなってしまったが夕食外出。

・糸柳はやっぱり美味い
　試走会のときの夕食はもうこの店が定番。まぁ他にめぼしい食堂がないと
言う理由もあるが、多少の競争があってもこの店はレベルが高いと思う。先
ずはランナーにやさしい？ボリューム。ご飯はそれほどでもないが、豚生姜
焼き定食を頼んで、肉の下のキャベツの量がハンパじゃない。更に小原さん
が頼んだ冷やっこ、これももはや名物。１人前とはすなわち１斤分だ。一人
で食べきれないと言うことでおすそ分けをいただく、かかっているネギの量
もハンパない。この付近のいい水を使っているのだろう、豆腐自体も当然美
味しい。水分補給のために烏龍茶ジョッキなんてのも頼んだが、これだけ食
べて呑んで１０５０円と言うお安さ、まぁこの付近の物価自体安いのだろう
けど。

・眠れぬ翌朝は絶好の天気
　このあたりですでに高度７００ｍ、十分に避暑地の涼しさ。さらに肉体的
疲れもあるからすぐに眠れると思っていた。しかし旅先の枕と言うのもある
し、１１時なんて普段寝る時間じゃない。と言うか、睡眠最大の敵は多分疲
れ過ぎ。１２時過ぎまでうとうとして、ようやく深い睡眠へ。
　５時起床、雨でもなく晴れ過ぎでもないちょうどよい曇り加減。近所のファ
ミリーマートへ朝食買い出し。なんか歩いていて腰が痛い。宿に戻ってミー
トソースを食べる（早朝に仕出し弁当なんか在庫にない）。調子悪いので食
後に２度寝。
　宿前を７時にスタート。気候がいいので快調なスタートだとは思ったが、
やはり遅い。特段遅いと言うわけじゃなく、要するに練習不足だ。代替５月
を簿記の勉強中心で走り込みは殆どしてないんだから当然である。更に、い
ろいろ帰ってからやらなければいけないことが頭の中を占めて、集中力も落
ちる。ただでさえ根性の必要なこのコースにつまらないことで集中力が落ち
てくるとただしんどいだけでがんばろうと言う気が起きない。結局三合目で
折り返してしまった。気候もよかったし体調も決して悪いとは言えなかった
が、思わず気が抜けてしまった。それにしても、ものすごい数の他のランナー
（五合目から下は登山者なんて滅多にいない、殆どが自分と同じレースに向
けての試走者ばかりだ）たちに抜かされた。もはや自分はこのレースでは落
ちこぼれてるなあ、と言うか最近は競技ランナーとしての生活してないもん
な。

・パインズパークに寄り道、浅間神社で一服
　早く降りてきてしまったから、普段は立ち寄らない富士パインズパークに
寄り道。いかにも寝転んだら気持ちよさそうな芝生が一面に広がる敷地を見
ているだけで癒される。更にいつものように富士浅間神社に立ち寄って冷た
い湧き水をいただく。相変わらず冷たくて美味しい。宿に戻って着替え。小
原さんが帰ってくるのを待つ。静かで落ち着いた日曜の午後のひととき。と
はいえ、練習を半ばで放棄したようなものなのに（と言っても４時間はたっ
ぷり走ったんですが）いつものように熱海屋で昼食、こちらも定番の冷やし
中華。そして中央高速バスで新宿まで。本番当日のバスチケットを購入して、
帰途へ。