第23回小川和紙マラソン

　前日もう少し早く寝たかったのだが結局23時就寝。それでも５時半起きで６時
間半寝たのだか。頭痛はないが身体がだるい。夜明け前に家を出る（会社への出
社時間より30分くらい早い）。車内で読む本を忘れたのに気がついたが、まあ車
内は寝るかモバイルするかで終わるだろう。街には酔っ払いの徹夜明けな人々が
たくさん。そんな体調なので記録を狙うつもりはないが、昼間雨になると言う天
気予報が気がかり（毎年参加しているがほとんど快晴に恵まれ、曇ったり雨降り
はごくたまにしかない）。
　小川町駅には8:33到着、なんか遠距離通勤してるとこの埼玉県の西北の果ても
それほど遠く感じない（笑）。小雨がぱらつく天気。しかし会場送迎バスの列が
長く、歩いている人もいるので自分も歩いて会場へ。菊水湯跡地見学（まだ煙突
や屋号が残ってます！）とかレース前から観光モード:-)
　会場の埼玉伝統工芸会館到着（徒歩で40分）、ゼッケンをＴシャツに付けたり
トイレに行ったりして、ウォーミングアップする時間は20分くらい。雨は嫌だが、
紅葉の景色が楽しめる。
　スタート直後、寒さのせいでさっきトイレに行ったのにもう尿意が。あと１時
間がまんしないと。そんなことが気になって前半はペースが抑えられる。
　ここのレースは1993年の第１回から参加してるし、10kmエントリーも今年で３
年目、コースの雰囲気は分かっている。小川町駅周辺はシャッターが増えたな、
と言う感じがする（まあ普通でも朝９時に開いてるお店は少ないと思うが:-)）
が、それ以外はほとんど変化がない。それこそが私に取っての第二の故郷と言え
る場所。小川町勤務時代にきたイタリア料理店とかまだがんばってるなあ、いつ
かまた食べに来たい。
　そういうことが気になっていたら知らぬ間に4km。中盤はよくバテる位置だが、
今回は乗り越えられそうだ。折り返しコースになり、先頭集団とすれ違う、全く
別世界の速さで駆け抜けて行く。
　後半、ペースが落ちそうになりながらも、ちょうど良いペースメーカーに食ら
いついて脱落しないようにする。山と田んぼ一面の風景に、このレースに毎年参
加する意義があるのかもしれない。
　残り2kmくらいでペースメーカーがロングスパートに入る。自分もがんばって
ロングスパートしてみよう。残り800mくらいでその選手を抜いたが、世の中そん
なに甘くない、残り200mくらいで再び振り切られる、もうスタミナ残ってないよ。
コスプレは少なかったが、若い女の子にスイスイと抜かれるのは、やはり男子と
してはちょっと精神的ダメージがある。
　ゴールした時は疲れ切って歩く力も残ってない。しかしスタート前にあった頭
痛はきれいになくなっていたことに気つく。目標の58分はネット時間では切れた
ようだ（公式タイムでは58分2秒くらい）。走り終わったあとのとん汁、単に旨い
だけでなく、五臓六腑に染み渡る感がして、まさに至福の時。
　帰り道、途中までハーフマラソン選手のラストコースとすれ違う。ハーフは出
なくなってしばらく経つが、今の自分なはこんなに走れないだろうな。
　ここ数年お決まりのコースとなった、小松屋で和菓子お土産を書い（買い食い
用に酒饅頭も買ったが、これも美味）、花和楽の湯の前を通って小川町駅へ戻る。
ちょうど次の電車の発車時間、あわててトイレを済ます（笑）。