富士登山競走


<2010/07/22(Thu)>
前日

 この時期は季節的に一番暑い時期なのは分かるが、今年は特にハン
パない。寝汗で体力が奪われて、明らかに体調不良。例年なら、それ
でも標高700mの富士吉田市の宿にたどり着けば、その快適な気温に、
夏バテで失っていた食欲を取り戻し、復活するのだが、今年は大丈夫
だろうか。今回もドタバタした、高速バスチケットが見つからなかっ
たり、当日泊まる宿を聞いてなかったり。そして、会社を出る直前に
質問で捕まえるなんて焦りまくるよ!体調悪い中、会社から九段下駅
までダッシュw
 なんとか高速バスに間に合ったものの、体調悪くてバスに乗ってい
ること自体が苦痛。着いたら食事はするけど、風呂はちょっとしんど
いかな。
 40分遅れでようやく富士吉田到着。すでに町は寝静まっている時間。
 宿に着いて泣いた、ここは夕食も朝食も出ないらしい。と言うこと
で、往復1時間かけて近くのコンビニへ買い出し。体調も良くないし
(と言うか、さすがに今回は本気で体調悪い)、明日レースって感じ
じゃないなあ。戻って来たら小原さん梅津さんはもう寝ていたので、
オイラも食事を済ませたらさっさと寝よう@まだ夜の10時。

当日

 就寝中、ずっと頭痛や寝苦しさで深い眠りは得られず、結局朝5時
に起きてみても、体調の悪さは変わらなかった。窓のカーテンを開け
ると、正面に雲一つない富士山霊峰の姿。絶好の天気に走れないこと
がますます悔しい。小原さんには今日のレースは棄権することを伝え
る。小原さんは7月1週目の富士山試走会を体調不良で欠席されたが、
その反対になってしまったなあ。
 と言うことで、お二人はレースに向けて支度、僕はチェックアウト
までもう少し休むことにした。9時を過ぎれば近所のお医者さんも診
療を受け付けてもらえるだろうから、9時過ぎ出発を目処に横になる。
 早く家に帰ってゆっくり休みたい、と思う一方、この過ごしやすい
気候の富士吉田市でしばらく(出来れば8月終りまで!w)暮らした
い。何しろ今回の体調不良の原因が、首都圏の夜中でも33度ある猛暑
のせいなんだから。
 9時過ぎにチェックアウト。金鳥居通りはレースコースになってい
るが、その頃にはもうレースの熱狂はなく、日常の風景に戻っていた。
さすがに日差しが強い日中だと、富士吉田でも結構暑い。何の目印も
ないまま、宿の係の人に聞いた道を行き、内科の医院を探す。チェー
ン店の薬屋(まだ10時前で開店してない)の対面に小さな医院。患者
も少なく、いかにも田舎のお医者さんと言った風情。診療も丁寧、家
の近所のお医者さんだとシャツの上から聴診器を当てるが、ここは
ちゃんと肌に直接当てる。そして、久しぶりに注射と言うものを打っ
てもらった。都心のお医者さんでは風邪くらいでは滅多に注射なんて
打たない。注射の量が20ccくらいあってビビったが、意外と痛くな
かった(もしかして、麻酔の成分も含んでいるのかな?)
 バスターミナルまで戻る道のり、以前お世話になった吉田屋旅館も、
今は廃業して普通の住宅になったのだなあ(この辺りの古い宿屋はそ
れこそ江戸時代から登山者宿泊で賑わった歴史のある宿である)。帰
りのバスを予約したが、1時間半待ち。近くの喫茶店で休憩。注射が
効いている様で、とりあえず頭痛は和らいだ。地元のオジチャンオバ
チャンがだべっている、地元の人たちもこの日は登山競走の話題。ま
あ交通規制で信号で20分待たされた、とか言った話題が中心だが、そ
れでも知り合いがレースに参加しているらしく、レースそのものにつ
いても関心が高いようだった。
 と言う訳で、レース参加の代りに、夏の疲れを癒すための避暑旅行
となった。やっぱり暑苦しい東京には戻りたくねえ(苦笑)。