第５回陣馬山トレイルレース

　もー、１０月は職場が変わっていろいろ精神的負担があって体調崩したりして
全然練習してないんだよねー（地上ランを３回ほど、山なんか全然行ってない）。
それでも、試験勉強のためにＪＡＳＰＭ大会や時東あみイベントを蹴ってしまっ
たので、１つくらい予定していたことをやりたいなあ。と言うことで朝６時起き、
６時半出発で神奈川県藤野町へ。前の夜は例によって１時半くらいまで起きてい
たので、電車の中では爆睡。通勤電車じゃ座れないけど、日曜早朝なら余裕で座
れますからね。
　８時３５分頃に藤野駅到着、今年はピストンバスがないらしい。と言うわけで
会場へ向かう道を参加者が行く。会場にはちょうど９時到着。開会式が始まって
います。参加者グッズを受け取ります、よく見たらゼッケン番号は２００５番、
なんか縁起がいい？オイラはトイレの列へ。やっぱり長い行列だ、列に並んでる
最中にＴシャツにゼッケンを付け、シューズにランナーズチップを取り付けます。
トイレが終ったらもうスタート１０分前、荷物を預けて（その場で上着を脱げば
走る恰好）さくさくとスタート地点へ。予定通り９時３０分スタート。
　レース名は変わってもコースは去年と同じ。時々込み合う箇所も大体分かって
いて、そう言う時はうまくスルスル抜けていかないと。とは言え、やはり山の練
習をしていないのは痛い、すぐに息が切れます（涙）。まぁ去年の記録は無理だ
ろうな（２時間５８分）と言うのは覚悟してますが。それでも明王峠、陣馬山山
頂、一気に下って陣馬山登山口までは辛いながらもそれなりにまともに走れてま
した。しかしここのレースは後半が勝負、一度上って下ったあと、またしても長
い長い上りが待っています。大事を取って走るのをやめて歩き始めます、周囲も
歩いてるしね。このきつい坂、陣馬温泉の３つの宿までは目印がありますが、そ
のあとが辛い、一体いつこの坂が終るのかが分からない。練習不足なオイラはし
ばらくすると完全にスタミナ切れ、歩くのもしんどくなってくる。いやもうハッ
キリ言ってフラフラです、３回くらい止まって横になって休みます、さすがに横
になっていると「大丈夫ですか？」と声をかけてくれる選手もおり、悪いなー、
と思いつつ、少し休んで体調が戻ったら再び歩き始める、その繰り返し。こりゃ
もう去年の３０分遅れどころでは済まないな、１時間遅れも覚悟だ。それにして
も、山の中じゃ棄権したくても周囲に係員がいないんだから、とにかく先に進む
しかないでしょ。こんな状況じゃいよいよビリッケツで周りには誰もいなくなっ
てくる、まぁ個人練習では当り前の状況だから気にはなりませんけど。結局この
上り坂を上り切るのに２時間かかってしまった、通常の倍だ。今年の練習不足を
痛感するが、更に去年はすごく速かったんだなあ、と感心したりも。それにして
も、もう少しこういう状況を想定しておくべきだったなあ、やはり空腹にも原因
はあるんだからおにぎりを食っとくべきだったし、あるいはウェストポーチを持
ってきて、キャラメルやドリンクを用意しておくべきだったし。これまでは富士
登山競走以外は空身で走るようにしていたが、今後は山のレース（給水箇所が地
上レースに比べ少ない）では常に準備するくらいでないといかんなあ。
　再び山道に入る地点を見つけた時は嬉しかったなあ、給水所では４杯もお代わ
りしてしまった、貧血だから水分切れもかなり来ていた。そんなに飲んで下りを
走って大丈夫か、と思ったが、あっという間に吸収されたみたいだった。４時間
の制限時間まで残り３０分か、普段の調子ならいけるだろうが、やはり今日の調
子じゃ無理だな。残り４ｋｍ、最初は水分補給が効いていて少し走れたが、やは
りまたスタミナ切れ、途中で休んでいると連れ立った３人組に声をかけられる。
参加賞で配られた栄養ドリンクを頂いたり水を頂いたりした、感謝。で、こちら
は記録が散々でやや不貞腐れた気分なのに対し、彼らは初レースで完走できれば
いい、という感じで、こんなビリッケツでもレースを心から楽しんでいる、おし
ゃべりしながらリラックスした気分で山を下りる、自分の性格ではこうはなれな
いだろうが、やはりこうしたプラス思考な姿勢はうらやましく感じられる。舗装
道路に出て、ラストスパートしようと思ったけど、もはや記録はどうでもいい状
況だし、彼らと搬送してゴール、記録は４時間２６分１３秒、フルマラソンより
時間がかかってるよ（涙）。ゴール地点で頂いた豚汁がゆず入りでおいしかった、
というか空腹が頂点に達していたので何でもうまいんだけど（笑）。おにぎりと
カロリメも食べた、食べられるものは何でも食べた、そしたらちょっと満腹した
のでしばらく食事しなくても良いや、と言う感じに。今年は死ぬほど生野菜を
持たされることはなかった(^o^)。その代り制限時間を越えたので完走賞はもら
えなかった。
　帰り道、せっかくだから沢井川に架かる吉野橋から、この周辺の紅葉を使捨て
カメラに収める。３０分くらい歩いてようやく藤野駅到着、電車の中ではもちろ
ん爆睡。日野で途中下車して一風呂浴びてから帰った。今日は完全に車中で睡眠
を補ったな（苦笑）。

　日野・ひの湯の感想。