富士登山用練習コース


<first create: 98.07.31>
<last update: 03.11.09>
これまでに富士登山競走向けに利用した練習コースです。
丹沢(大倉→塔ノ岳→丹沢山)
	比較的東京近郊の近場でありながら、骨のあるコースです(塔ノ岳の
	標高は1491m)。そんな訳で、一般のハイカーに混じり、ボッカ駅伝
	競走(毎年6月第1日曜日に行われる)や富士登山競走の練習ランナー
	も週末には多数います。丹沢山は塔の岳からそれほど標高差がないの
	で(1567m)、時間があったら行けばいいと思います。帰りはまっすぐ
	同じ道を下山します(まだ反対側へ抜けたことはありません)。最近
	はふ抜けで、塔の岳までも辿り着けず花立小屋でギブアップしてしま
	うこともあり(涙)。
	※今年(2003年)は反対側の宮が瀬湖まで降りましたが、これが長く
	てキツイ!いい練習になりました(でも人気がないので怖い)。
    

奥多摩(奥多摩駅→六ツ石山→鷹巣山→七ツ石山→雲取山)
	丹沢を超える標高に加え(鷹巣山は1737m、雲取山は2018m)、距離も
	長いのでかなりきついコースです。東京都最高の雲取山まではまだ辿
	りついたことがありません(日帰りでここまで行ければ山頂コースも
	完走できるんだろうなぁ)。帰りは奥多摩湖へ降ります。西東京バス
	が走っていますが、当然のことながら本数の非常に少ないバスなので
	あらかじめ奥多摩駅でダイヤを調べておいた方がよいと思います。
	遂に完走しました。
    

養老渓谷(外房線長者町駅→夷隅町→大多喜町→上総中野→養老渓谷)
	本番が近づいたら、あまり標高差のない近場の渓谷を練習場にします。
	一般道を主に走りますが、それなりの上り下りはあります。千葉県に
	はそんなに高い山はないので(標高500m以上の山はないらしい)、頑
	張って房総半島横断、と行きたいものです(富士登山の練習にはそこ
	までやる必要はないでしょうが)。
    

大山(伊勢原駅→大山ケーブル駅→阿夫利神社下社→山頂)
	下社までは大山登山マラソンのコース、もちろんこの大会の前にも
	練習しに来ます。更に富士登山練習用として山頂(1,251m)まで。
	帰りは伊勢原の隣の鶴巻温泉駅前に出て、温泉につかれば極楽。:-)
	※最近は東丹沢に降りてることが多いです>温泉巡り
    

高尾山(高尾山口→高尾山→城山→相模湖駅)
	ここも標高差の少ないお手軽な山(高尾山:599m、城山:670m)。
	なのでシーズン初めか調整時期に。でもGWには人が多すぎた(苦笑)。
	更に陣馬山まで行くと、長距離練習になります(と言うか、陣馬山の
	登山競走レースにも最近は参加してます)。
    

奥多摩その2(宮ノ平/日向和田→日の出山→御岳山→大岳山→奥多摩)
	標高差はそこそこ(日の出山:902m、御岳山:929m、大岳山:1,266m)。
	でも距離が長いので、筋力アップよりもスタミナアップに使ってます。
    

奥多摩その3(古里→川乗山→鳩ノ巣)
	これもスタミナ練習?(川苔山:1,363m)
    


<2002.06.09>

 と言うことで、毎年富士登山競走に参加するために、毎年あちこちの山で
登山ラントレーニングをしているわけだが、考えてみると、このトレーニン
グ自体が楽しみとなっていると思う、そりゃまあ社会人の大事な休暇を使っ
てただ辛いだけだったらやらないものね。

・山の自然の中へ入っていく
 やっぱりスポーツクラブとかでお手軽にランニングマシン使うのはもちろ
ん、車や歩行者に注意しながら近所を走るのも体力増強になってもストレス
解消にはならない。登山ランは確かに相当なスタミナが要求されるトレーニ
ングだけれど、自然の懐へ飛び込んで行く、と言うのは何物にも代え難い
“癒し”になっているようなあ、とこの頃つくづく思う。

・本当の一人ぼっち
 もちろんチームで練習に行くこともあるけれど、全体的に1人で山に入る
ことが多い。ここでは本当の一人ぼっちが味わえる。家にいればテレビやラ
ジオのスイッチを入れればいちおう人の声は聞こえてくるが、ここでは他の
登山者に合わない限り、聞こえてくるのは風の音、湧き水のせせらぎ、鳥の
声など。一人ぼっちはさみしい、と言う人は沢山いるけれど、自分がほんの
ちっぽけな自然の中の一部だ、と言うことを実感するための一人ぼっちは、
大変開放的な気分になれるし、とても得ることが多い。

・正しいトランス状態
 本格的なトランス好きは野外レイヴ、それも山奥のレイヴへと向かう。
トランスは非日常的な環境でなければ味わえないから、この自然のど真ん中
というのは最適。走ることで思考能力が弛緩した状態、これは音楽もドラッ
グも不要なトランス状態だと思う。そう考えると、これは実に贅沢な時間だ。
“正しい”トランスとは、ドラッグなどの不自然なやり方ではなく、走ると
言う極めて野性的なやり方で自分を極限状態に持っていくことで快楽を得る
ことだと悟った。