寝台急行銀河廃止

　いよいよ来週の１４日でダイヤから姿を消す寝台急行・銀河。特に予定は決め
てなかったものの、東京駅発車時刻23:00というのはなんとなく調べてあったり
して、気にはなっていた。今日はアイドル撮影会が市ヶ谷であり、カメラ機材も
持っている、銭湯巡りをしていたら２１時を回り、いい時間になって来た。自然
と足は東京駅へ向かう。市ヶ谷から黄色い電車、このまままっすぐ帰れるはずだ
が、お茶の水で中央線快速に乗り換え東京へ。東京に着いたのは９時５０分頃、
もうすでに１０番線の発車案内の電光掲示板に銀河の出発時刻が出ていたので迷
わず１０番線へ。すでに子供たちの鉄道マニアがホームにいる、さすがに小さい
子供は親の付き添いを考えると土曜じゃないと難しそうだ。しばらくすると大人
のマニアもどんどん増えて、明らかに列車に乗る人よりカメラ撮影だけが目的の
人だらけになる。中には鉄子さんもいて、今や鉄道ブーム再燃という感じ、もち
ろんオイラもそれに便乗したようなものだ（苦笑）。テレビや新聞のニュースに
なってるくらいだから、人が集まる事自体は予想していた通り。しかしコギャル
みたいな女の子まで巻き込んでいることを考えると、さすがにこれは単なるブー
ムというより社会現象だなあ、と実感。余裕のあるうちにミクシィに一報を書き
込む。そしてあとはデジカメをスタンバイ状態に。
　普段は２２時４０分頃入線らしい、しかしファンサービスなのか、２２時２３
分頃には入線。車両を牽引する電気機関車に人だかリ、もちろん駅員はロープを
張って安全管理、明らかに特別体制が敷かれているようである。入線後、機関車
は切り離され、最後尾客車から現れたテールマークをバシバシ撮影。この付近だ
けで鉄ヲタ１００名くらいの人だかりになっていたのではないだろうか。プラッ
トフォーム全体では５００〜６００人くらいは確実にいそうだ。そしてそんなお
祭り状態が楽しくてしょうがない、つまりアドレナリン出まくり状態だ（笑）。
　出発までの３７分間、ホームを行ったり来たり。車両の行き先案内板はもちろ
ん、ホームの電光掲示板、乗車位置表示版、時刻表、引退記念グッズのポスター
（笑）等を取りまくる。調子こいて車両の中まで入る（笑、見送り人が発車まで
中にいるのと同じ理屈）。そんなホームの盛り上りをよそに、当の銀河の出発は
ものすごく静かだった、さすが寝台列車、乗客の安眠を約束する出発の仕方だ。
中には手を振って見送る人もいる、そしてそれに応える乗客も。見ず知らずの者
同士が見事にコミュニケーションを取っている状態。
　銀河出発後、大方のマニアは帰って行ったが、オイラみたいにこういう現場に
はあまり来たことのないマニアは、続いて入線してくるムーンライトながらに
ガッつく。こちらはファンサービスなんかに時間をかけるわけもなく、入線数分
後には出発のベルが鳴った（２３時１０分発車って、なぜか無用に過密ダイヤだ
なｗ）。それにしても、ムーンライトながらって、全車指定席（特急券でも急行
券でもない指定席券というものがあるのを初めて知った）、しかも一部車両は名
古屋止まり、というのも知らなかった初心者。いろいろ学ぶものもあったし、な
んか春休みらしいイベントだったなあ。ながらを見送って、無事イベント終了、
家路へ。