オリンピック反対！発表会まとめ

・エンブレム問題：パクり問題よりも本質的なこととして、密室で決められ、で
　きレースの疑いが残ったことが問題
・スポーツと暴力の関係：オリンピックとは関係なく、日本でのスポーツ教育現
　場全体の問題であり、切り離して考える必要あり。
・スポーツエリートのキャリアプラン：清原問題は特殊例であり、むしろ最近の
　方がスポーツタレントが増えるなど、セカンドキャリアの門戸は広くなってい
　る。
・スポーツエリートになりきれなかった人々の問題：マスコミは成功例しか宣伝
　しておらず、失敗例も紹介すべき。

・努力至上主義の問題：努力に「環境」は欠かせない（例：矢吹丈ですら、手厚
　い指導のコーチに出会っていなければ成功はなかった）。
・スポーツエリートに限らず様々な分野でエリートのキャリアプランが破綻して
　いる→ポスドク問題、弁護士失業問題
・スポーツエリートキャリアの欠点：アスリートは長生きできない。

・貧しさとは何か？現代の「相対貧困」は正しいのか？
　→世代によって「貧困」の認識に食い違いがある。

※「オリンピックを取り巻く環境の変化」については、スポーツエリートに限ら
ずアカデミックエリートなどにも同様の問題が潜んでおり、そうした別の職種か
らのキャリアプランの困難さについても検討の余地がある。