レバノン・イスラエル中東戦争


<2006.07.26(Wed)>
 例によって相変わらず日本での関心は低いですな、今さら驚きもしないけど、
W杯で睡眠時間を削ってテレビにかじりついてた人が、沢山の犠牲者、被害者を
出している戦争に無関心ってのはいかがなものですかね、と思う(まぁ自分も人
のことは言えないのだが)。
 個人的にはやはり、中東でのイスラエルの孤立状況を日本の東アジアでの孤立
状況と重ねあわせてみると他人事ではない、と言う目で見ている。犠牲者の数は
問題ではない、1人の犠牲者であろうと、1万人の犠牲者であろうと、人が死ん
だと言う事実に憎しみの情がわき上がることに違いはない。それよりも、国際社
会でひたすら孤立化するイスラエルがたまらなく切ない。なぜ彼らの軍は国連軍
までも攻撃してしまったのだろうか。そう言う暴走っぷりは北朝鮮のミサイル発
射ともよく似ている。イスラエルの暴走も北朝鮮の暴走も我々の理解を超えてい
るのは言うまでもないが、なんだか日本も外から見ると同じように理解できない
暴走を始めているのではないか、と言う気がするからだ。なぜ横田さん夫妻があ
れほどまでにマスコミに露出して経済制裁を主張するのだろうか。めぐみさんを
北朝鮮から取り返すことが目的なのに、ますます金正日を追い込み、テンパッて
一触即発の状態へと導き、目的からドンドン離れていってしまっているのが見え
ていないのだろうか。
 イスラエル人の神の地へのこだわり、日本人の拉致問題へのこだわり、目的を
果たすためにもがけばもがくほど目的が遠ざかっていく状況。どちらも視野の狭
いナショナリズムを捨て、冷静な判断を下すよう強く望む次第である。

#と言う訳で、明日から富士登山競走本番に行ってきます(なのでネットからち
#ょっと離れます)。