年賀状は、はがきよりメールのほうが反応がいい、というお話

http://blogs.itmedia.co.jp/tanakalajunko/2011/11/post-8df0.html 

　何を今更、って感じ。そりゃ手書きの賀状の方が手間がかかるわけで、双方向
のコミュニケーションは電子メールが有利だなんて、中学生でも分かるような気
付きを今更記事にしてるってレベル低過ぎ。 
　もちろん、この記者をバッシングすることが意図ではない。言っていることは
正しいが、そこに無邪気な楽観主義が漂っていて、オイオイそれはないだろ、手
書きの賀状文化がなくなるかもしれないのにそこに危機感はないのかい？と言う
ことを問いかけたいのが趣旨。 
　これまで築いてきた文化を守りましょう、なんて話はしない。ちょっと前に大
学の卒業アルバムの話を書いたが、要は手書きの賀状でしか何十年も残らない、
歳を取ってからこれまでの人生を振り返るときに電子メールの賀状なんて多分眺
めることはない、マメに整理している人ならともかく、手書き賀状が面倒くさい
と思ってるくらいの人なら、多分広告メールや仕事メール、日常会話メールに埋
もれて出てこないでしょう。あるいはハードディスククラッシュで消えてる
（笑）。 
　多分賀状は保存しておく、と言うのは僕以外の人にとってもごく当然の感覚だ
と感じている。年に一度の賀状のやり取りの意味が分かってないで思いつきで書
かれた記事が安易に流れるようなメディアのレベルの低さには危惧を覚える。