クローズアップ現代


<2011/10/06(Thu)>
 今日はiPhone 4SとSteve Jobs死去のニュースと言う最新テクノロジー礼賛側
のニュースで溢れていたところに、NHKがその状況を破るように「ケータイ事
故」と言うポータブルテクノロジーの危険性にスポットを当てて来た。内容は、
街中に携帯の画面を覗きながら歩く人が増えて、事故が増えている、と言うテー
マである。 
 まあテクノロジーそのものの批判ではなくて、大衆側の無批判なテクノロジー
の受容に対して、実際に起きた問題に照らし合わせて問題提議をしているわけだ
が、少なくともこの批評精神は大切にしなければならない。 
 正直、私自身も携帯を歩きながら読んだり書いたりした経験が少なからずあ
る。今はそれこそビジネスマンからドロップアウトしてるくらいだから、そんな
に焦って読み書きする必要はなくなっているが、また仕事を始めたらやってしま
うかもしれない。 
 問題なのはテクノロジーの社会での受容の仕方であってテクノロジーそのもの
ではないが、少なくともテクノロジーの出現が注意喚起を促している。テクノロ
ジーの面白さ(と言っては失礼だが)は、私にとってはその便利さより問題が発
生してその問題を以下に人類が解決して行くかの方が興味深い。