2011.9.11

　特に何も代わり映えのしない日曜日、朝から雷が鳴ってイマイチな天気の日曜
日。しかし今日はＮＹの世界貿易センターに飛行機が突っ込んでちょうど10年で
あり、また東北地方を大地震と津波、更に日本中が原発事故でパニックになって
半年になる（なんて前置きは今更不要だと思うが）。
　現在のアメリカはイラクからの撤退、そして2008年のリーマンショックを経て
どんどん国力を落としている。日本もまた、リーマンショックの影響はあった
し、ましてや東日本大震災の影響は計り知れない。日米共に国力の極端な低下を
見せている。
　私は以前、日本の国力低下を食い止めるためには震災からの復興と同じくらい
に少子高齢化の問題に真剣に取り組むべきだ、と主張した。しかしちきりんさん
は少子化なんて対策不要、と言ってのけた。今や（少なくとも経済的には）国境
なんてどうでもいいもの、世界的には人口爆発が問題なのに国内では産めよ増や
せよはダブルスタンダードだと言う。
　つまり、もう先進国が贅沢をし、途上国はひもじい生活でがまんする不平等な
時代が終わる。そのの結果、先進国の生活水準は下げざるを得なくなる、と言う
ことが日欧米で同時進行している、と言うことなんだと思う。
　だとすれば、これから国力が落ちて行く日本にとどまるより、これから経済成
長が見込まれる途上国に移住して、昭和30-40年代のような高度経済成長を味わ
う人生を選択するのって悪くないことだな、と思う。オイラみたいな年寄りが再
びあの栄華を目撃出来るかは分からないけど（今その真っ只中の上海とか行け
ば？(*^_^*)）、若い人には大いに奨めたい選択肢である。
　こんなことを書くと、一体お前には愛国心と言うものがあるのか？と言われそ
うだが、愛国心との帳尻は別の議論とする。