右から考える反原発デモ@芝公園


<2011/07/31(Sun)>
 あんまり遊んでばかりじゃいかんな、と言うことで反原発デモ参加へ。ヒダリ
のくせして何故ミギのデモに?と言われれば、ここなら外山恒一氏関連の知り合
いがいるだろうと思ったから。と言うか、僕が自称してるヒダリと言うのは左翼
団体のそれとはかなりずれてますから。
 2時芝公園と言うことだが、芝公園がそもそもいくつもある(笑)うろうろし
た挙げ句、それらしいプラカードを持った人の後を着いて行く。
 なるほど、デモってすぐ出発するものではなく、集会と言うことでデモの主旨
説明や偉い人の挨拶などで約1時間。これが重要、だって主旨がバラバラだった
り自分の信条と相容れなかったら参加する意味がなくなる訳だから。まあ「核武
装はすべきだが原発で我々の生活が脅かされる矛盾は受け入れられない」の前半
部分は自分の信条と相容れないが、シュプレヒコールにそうした文言が盛り込ま
れている訳ではないので問題ないだろう。
 とりあえずスケッチブックとサインペンは用意していた(アイドルヲタの知恵
w)が文言は全く考えていなかった。集会終了後、デモ出発までの間に文言を書
き上げる。しかし手書きなんて誰もいないぞ、みんな家でプラカードを用意して
きている、もしくは主催者が用意した旗を持つ人も。
 デモスタート。最初は京浜国道には出ないようだ。なるほど、慈恵大病院の前
ではシュプレヒコールをやめるのか、いろいろ気を遣うんだなあ。経産省前では
立ち止まってシュプレヒコールに加えて各自言いたい事を叫んでる。と言うか自
分は手書きだから全部「自分が」言いたい事しか言ってないけどw
 東電前でももちろん立ち止まる。でも具体的に誰々と交渉、とかだとなお一層
具体的ではあるが。最後は一番目立つ銀座を通る。ムッチャ注目されるな(それ
がデモの目的なんだがw)でも意外と好意的な目で見てくれる人はいて、バスの
中から、二階の窓から手を振る人もいる。
 京橋近くの公園でデモ終了(17:15)。二次会もあるようだが、200人近い集団が
最高50名の飲み屋に入れるとも思えず、勝手に解散(^_^)

 これまで反原発デモを遠巻きにしながらの半端な参加はあったが、自らメッ
セージカード(スケッチブック)を掲げ、警官の誘導にしたがって車道を歩く本
格的なデモは初めて。最初はビビって前回のように過呼吸にならないか心配だっ
たが、人目の少ない場所から始めればそれほど気にならなかった。だんだんシュ
プレヒコールにも慣れてくると、気持ちもアガってくるね。そうなると最初に書
いた以外のメッセージボードも書きたくなる、何度かデモの列を抜けてメッセー
ジを追加書き。勝手に抜け出すと目をつけるのは主催者ではなくデモの行進経路
を指導する警官ってのがなんかイヤだがw、別に凶器を出そうって訳ではないか
ら堂々としていれば良い。早い話、なんちゃって思想家としては今回はデモ行進
参加に免疫が出来た貴重な体験だった。自己主張なんて人に教わってどうなるも
んじゃない、自分で決意して参加しなければ何も変わらないのだ。
 ちなみに写真は撮ってない。別に写真規制はなかったが、自分が撮られて気持
ち良いシチュエーションではないので、他の人を撮りたいと思わなかっただけ
(経産省の看板だけ撮影)。プレスのカメラもたくさんあり、ちょっとこわくは
あるが、まあ一般紙で取り上げられる可能性は小さいし取り上げられても小さい
記事だろう(って参加者がこんなこと書いて良いのか?)。もっとマニアックな
思想雑誌には載るかもしれない。