楽しいことはいいことだ


<2011/06/11(Sat)>
 僕自身は今日は体調がすぐれずデモ参加はしなかったのだが、反原発関係のコ
ミュを除くと、全国の反原発デモがそれこそ収拾がつかないくらい盛り上がって
いたようだ。
 収拾がつかなくなる部分は震災後急激に盛り上がった運動なので、今後反省し
て改善していけば良い。一番大事なことはデモに参加することが楽しいと言うこ
と。デモが政治的メッセージのはっきりした政治的に成熟した人々だけでなく、
子供のことが心配な主婦とか、親戚が原発の近くに住んでいて心配とか、そう言
うごく普通の生活を営む人々にも参加できる敷居の低さは運動を広げる上でとて
も重要。更に、ダイエットと同じで、楽しくなければ長続きしない。
 お祭り騒ぎであることのどこがいけないんだろう?例えば昔からある伝統的な
お祭りだって、始まった当初は天災で作物が取れなかった農民たちの大まじめで
悲痛な祈りであったはずだし、原発反対デモだってそうやって完全廃炉になるま
で30年、50年続けていく必要があり、そうすればデモが本来のお祭り=日本
の伝統行事になっていくかもしれない。
 と言うか、こうやって反原発の人々がネット上の議論だけでなく、各地に集
まって顔と顔を突き合わせた議論をすることで、議論が更に建設的になる、と言
う効用もある。ネット上でデモなんてバカらしい、と文句垂れてる連中は、結局
そうしたリアルでつながった反原発派の連帯にかなうはずはないのだ(まぁ本当
の敵はそんな連中じゃなく、国や東電なんだけどね)。

■震災3か月、各地で原発反対デモやイベント
(読売新聞 - 06月11日 21:15)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1634081&media_id=20