今の時代に宇宙に夢なんてあるのか

　宇宙飛行士を目指して頑張ってきた古川さんには大変失礼な話ですまない。し
かし今回の原発事故で科学技術不信の頂点に達した自分は一言言いたい。 
　そもそも宇宙開発と言うものが米ソ冷戦対立の中で「軍事技術として」進んだ
ものだし、ましてや原発事故のような科学技術のちょっとしたミスで大事故にな
る時代において、私には宇宙開発なんて、（実はとっくの昔から）十分な防護状
態のないまま原発事故現場で働かされるような“罰ゲーム”みたいな感覚にしか
ない。バイコヌール発射台の映像を見て悲しくなった。あんな砂漠のど真ん中に
作られている。要するに発射台は一般人が近づけない「危険な場所」なんだな、
と言う認識せざるを得ない（まあ実際には国家機密が漏れないよう、人里離れた
場所に建てたのかもしれないが）。 
　もはや放射能汚染で東日本全体がまだ人体への影響がはっきりしていない放射
能のモルモットと化した現在、ソユーズの話題にとても夢なんて見る気になれな
い。 

古川さん 使命は「宇宙医学」 
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1630604&media_id=2