超私的東京都知事選政見放送

　いつも政治ネタ、社会ネタを日記に書いている人間なので、当然都知事選にも
大いに興味がある。というか、オリンピックにもＷ杯サッカーにも興味はない、
４年に１度のイベントと言えば自分には都知事選なのだ（笑）。
　今年は大御所の方にも４選を狙う現職や元宮崎県知事、ワタミ社長など揃っ
た。しかし都知事選の醍醐味はやはり泡沫候補。自分も泡沫候補になったつもり
で政見放送をやらせてもらう（ニヤリ）。実は3/11の震災直前にも考えたのだ
が、日本中が震災復興ムードになっているので、全面的に書き直してみた次第。

・東日本在住者は全員九州や沖縄へ疎開
　福島原発の放射能被害は楽観的なものから悲観的なものまで様々ありますが、
情報が錯綜すると言うことは結局、正しい情報が明らかになっていないと言うこ
と。それの意味することはただ一つ、政府や東電が情報を隠蔽している、と言う
ことです。このことから類推できることは、放射能被害は悲観的なものの方が正
しい、と言うことです。
　東日本地震の被災者の皆さんはもちろん、放射能被害は地震被害の圏外まで飛
散します。政府に緊急予算として、東日本在住者全員を疎開させることを提案し
ます。しかも西日本ではダメです、西日本にもたくさん原発があり、それらが今
回と同様の大震災で放射能漏れを起こさないとも限らないからです。唯一、日本
で放射能から安全な国土は九州、および沖縄です（佐賀に原発があるらしいが、
そんなものは即停止！）。東日本在住者を九州もしくは沖縄に疎開させる予算を
提案します。

・経済の縮小に耐えられる社会を
　世間では「明治維新、太平洋戦争配線からの復興と同様、今回も日本は立派に
復興するだろう」と言う楽観的意見が散見されます。なんじゃそりゃ、こないだ
までの少子高齢化による悲観的な将来像はどこへ行ったんですか？むしろ今回の
震災で悲観的な将来像は増幅された、と言うのが私の考え。
　私たち首都圏の住民もすでに計画停電、節電と言う形で電気エネルギーの消費
を抑えることに慣れてきました。これからの日本は、過剰な消費を抑え、経済活
動が縮小してもやって行ける社会を目指すべきです。復興は「地震発生前と同じ
状態」を目指すのではなく、最小限の消費で快適な生活を過ごせる方法を模索し
ながら再興すべきです。大企業優遇はやめ、農業、漁業、林業など生活に直結す
る第一次産業を重点的に復興する政治に切り替えます。

・消費税減税、ベーシック・インカムの実現
　経済が縮小し、市民の収入が減るため、今後いっそうのデフレが進むことで
しょう。この時期に消費税増税は言語道断、むしろベーシック・インカムを実現
させ、就職活動中の人々にも収入を実現させます。
　その収入源は、単純に日銀券の増刷で可能だと考えます。デフレ経済下におい
て通貨増刷でのインフレを心配する必要は少ない。単純に増刷した日銀券を市民
にベーシック・インカムとして配布する。それだけで経済はある程度回復するで
しょう。後は国民の努力次第。先ずは復興のスタートをベーシック・インカムで
支援します。