まぁ大衆紙の話だから、眉唾ではあるが(北方領土問題)


<2011/03/22(Tue)>
 先ず、内田樹先生の受け売りで私も何度も繰り返しているが、領土問題と言う
のは基本的に2国間の緊張緩和や強化に使われる外交政策の道具の一面があるの
で、このコラムは一種のカムフラージュだと捉えるのが妥当だろう。それでも以
前オバマ大統領が核廃絶を訴えたように、問題の解決を発信した、と言う事実だ
けでもなにがしかの影響はあるわけで、それなりの価値はあると考えている。 
 第二に、地震対策の面でも原発安全対策の面でも、日本は圧倒的にロシアより
技術力があるわけで、特に前者について、北方領土が震災にあった場合の復興に
対する自信のなさからこういう発言が出ている可能性もある。日本の科学技術力
を日本側の外交カードとして今後領土問題を話し合って行けば、返還の実現性は
上がって行くのではないか。 
 第三に、今中東で起こっていることと同様、日本の震災復興が成功し、日本の
経済力、技術力の評価が高まれば、自ずと北方領土の住民が震災への不安感から
日本への帰属を求めるネット運動につながって行く可能性は高そうである。 

露紙コラム「北方領土返還を」 
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1542252&media_id=2