前鳩山政権は沖縄基地問題での評価で崩壊した。そして現在、管政権は尖閣諸 島問題で厳しい評価に晒されている。個人的に、なぜここまで外交ばかりが政権 評価ポイントの上位に来ているのか？と言う疑問が湧く。 前鳩山政権の基地問題は、当初の公約でもあったので評価ポイントになるのは 仕方ない。しかし尖閣諸島問題は突発的な外交事象であり、他に優先すべき課題 は多いはずだ。 次に問題となるのはTPP参加の問題だろう。こちらが近い内に政治問題の焦点 となる見込み。流出ビデオの問題（言葉の響きから、なんか毎日ニュースでいか がわしいビデオを流してるみたいで、笑い話にしか思えないのが正直な感想）は 裏で粛々と進めてもらって、政府はTPP参加問題のような国内で分裂した意見を まとめることに努力すべきであり、政権評価ポイントもそこに置くべきだと思 う。尖閣諸島問題で「中国は日本の国民感情を傷つけた」と言う表現は、政治に 感情を持ち込むルサンチマンのように私には思える。