靖国神社参拝20100815

　休日出勤の前に参拝。いつもは背広でものすごい暑い思いをしながらの
参拝だったが、今年はＴシャツで来たので少し楽。
　今年は人が少ない。参拝者が減ったのつはなく、閣僚が参拝しないと明
言したため、マスコミが激減したためだ。英霊を悼む人の気持ちに変化は
ないはずだ。とはいえ、特攻服等で目立つ人の数も少なく感じられる。そ
の一方で、ビラ配り（今年は日韓併合100周年関係が多い、外参権反対も
相変わらず）に在特会が幅を効かせているのが目立つ。今や右翼は特殊な
団体のメンバーが中心とより、普段着のネット右翼がリアルでも勢力を増
して来たように思われる。
　参拝も順番を待つ余裕があった。また仕事が終わって午後にも来る積も
り（職場が近くなもので）。

　午前で仕事を終え、再び靖国へ。その前に、西神田公園がスゴイことに
なっている。装甲車全員集合状態なのだ。ここは明らかに住宅マンション
群に囲まれたエリアなのにいいのか？もちろん機動隊の人たちもかなりい
る。ただ、昼の１時で皆さん休憩中、特にヤバい雰囲気は感じなかった。
まあ時間が来たら爆音で軍歌を鳴らすのだろうが。
　九段坂の鳥居を目指す道のり、さすがに朝とは違う、全身に襲い掛かる
ような暑さに倒れそうになる。しかし、これでこそ終戦記念日、広島も長
崎も、あるいは御巣鷹山も、人類の悲劇を振り返り、反省するには、天か
らの灼熱の拷問を受けながらがふさわしい。まあそうは言っても、参拝者
の皆さんが倒れたりしないよう祈るが。
　もう境内中央付近で行われる追悼式はもう終わっていて、特異な衣装
（特攻服や迷彩服など）の集団は姿を消し、時々個人で特異な服装をした
人が目立つくらい（ここでの特異な服装とは、いわゆるコスプレ=誰かの
真似ではない、思想を色や形で表現した「思想の具現化」だ）。参拝者の
列は朝とは比べ物にならないほど長く伸びていた。救護所隣で無料配布し
ている麦茶を頂き、お土産にゴーフレットを買って帰る。

　全部ではないが、神社前で大量に配られるチラシを軽く読む。
・台湾問題はあまり深く言及したことはないが、チベットやウイグルなど
周辺民族弾圧の問題の延長と考えれば、理にかなっているとは思う。しか
し、今や台湾問題は現実問題として、前進も後退もしない安定状態にある。
ここでこの問題を蒸し返すのは賢いやり方ではないと思う。
・外国人参政権問題、なんかすごく拡大解釈してるな、と感じる。確かに
政治的な一大勢力を築けば怖い、と言うのは分かる。しかし、それは某宗
教団体系政党についても同じことが言える訳で、だからといって某学会員
から選挙権剥奪、と言う話にはならない。一定の勢力は形成されるかもし
れないが、逃げ腰の対応が正しいとも限らない、と思う。むしろ外国人に
よる日本の政治の支配を危惧するなら、大企業の英語公用語化を先ず議論
すべきだと思う。日本人より英語力のある近隣外国人に日本企業が乗っ取
られ、日本の経済力の源泉が支配されることの方が数倍危険だと思ってい
る（と言うか、一見関係のなさそうなこの２つの問題をセットで考えるの
が一番賢いやり方ではないか、と考える）。