やっぱりオリンピック反対


<2010.02.24(Wed)>
 オリンピック競技も後半に入った。開会式前にリュージュの公開練習でグルジ
アの選手が亡くなったにもかかわらず、競技は何事もなかったように続けられて
いる。一般のスポーツ大会なら、選手が亡くなるような大事故が発生したら確実
に中止だ。しかしオリンピックは中止にするにはあまりにも大きすぎる大会に
なってしまった。
 ここまで来て反対の声は無粋かも知れないが、少なくとも、亡くなった選手の
ことを思ったら、「涙と感動」に酔いしれるほどお気楽に応援なんてできないは
ずだ。それにもかかわらず競技は続き、「涙と感動」の物語が紡ぎ出される。こ
のイカサマめいた偽善に、人類の罪深さを見い出してしまう。私にとっては、戦
争に反対するのと同じ感覚で、これからもオリンピックに反対を唱えていきた
い。