ウルムチの騒動で1万人近いウイグル族が行方不明

　先ほどの記事で書いた通り、今や中国は米国との会談がＧ２とまで呼れるほど
に国際情勢において存在感を増している。しかし、その一方でこのような少数民
族弾圧で世界中から非難を浴びているのも周知の通り。いや、少数民族云々以前
に、中国と言う国は漢民族さえも命を粗末に扱う、そのことは昨年の四川大地震
でも明らかになっている。
　冷戦時代のソ連も確かに怖い存在ではあった。スターリニズムなどはホロコー
ストに比肩する人類の残虐な歴史の１ページを残し、今はそのような恐怖政治は
さすがにない。しかし中国と言う、最後の「人権のまともにない国家」が今や世
界を制しよう、と言う時代になった。確かに中国は、植民地主義と言う西欧の強
欲とは違う形でアフリカを援助する、と言う新しい価値観をもたらした国でもあ
る。だが、それ故に、彼らの人権感覚のいい加減さを正面切って批判するのは難
しく、２１世紀を通じての大きな課題となるだろう。

ウルムチの騒動で1万人近いウイグル族が行方不明＝亡命活動家
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=913485&media_id=52