法に対する苛立ち

　ちょっと苛立ちがひどいので、仕事中だがトイレにこもってこれをしたた
めている。
　朝ドラのブギウギが面白かったので、ロスになるかと思ったが、虎に翼が
面白いのでハマっている。というか、寅子や男装のぶつけるところのない怒
りがめちゃくちゃ共感している。
　つまり、法の方が未熟なのに、「悪法も法」と、秩序を守るために内容も
吟味せずに法を守ることだけが正義、なんてことに対して許せない自分がい
る。
　あまり大きな声では言えないが、盛岡ではよく信号を無視する。車が多い
時に守るのは当然だが、車が来る様子もないのに赤信号で止まろうとは思わ
ないだけでなく、守っている人に対しても、その思考停止に苛立つ。そもそ
も、盛岡は街中に熊が出没するエリアである。信号を守っていれば安心、な
んて思考停止だと、今度は熊に襲われるぞ。
　くだらない愚痴を書いている場合ではない。法は結局、他人が決めたもの
で、自分は決定に関与していない。それをなぜ守らなくてはならないのか？
という疑問が根底にある。議員に立候補しても当選できない、仕事が忙しく
て議論や評決に参加できない、などの理由も、その障害を取り除けないこと
の方が問題。私は右でも左でもなく、代表民主制なら代表には必ず文句を言
う。直接民主主義しか支持しない。
　私の原動力はそうした怒りだ。個人的な夢とか希望とか、ウクライナやパ
レスチナの問題を放って語るべきではない、とすら思っている。
　少しスッキリしたので、トイレを出る。