飲食店と並んで、銭湯や温泉などの入浴施設でも、マスクをつけることを 例外的に免除されている公共空間だが、入浴施設ではクラスター発生の話を ほぼ聞かない。素人なりに考えてみると、風邪やインフルエンザの感染を考 えてみれば、やはり呼吸器官の粘膜への負担が大きいか小さいかにあると思 う。入浴施設は非常に湿度の高い空間である。しかも飲食店と比べて会話も 少ない。番隊のご主人や女将さんとお客との会話はあったが、今はそれも控 える習慣ができた。一方、飲食店は飲食で粘膜は潤されるものの、会話で粘 膜に負担をかけてしまう。そして会話で飛沫は飛びまくる。ディスタンスや 換気に加えて、湿度を高く保つ、と言うのは感染抑止に有効なはずではない か。やはり湿度が高ければウイルスは水蒸気とくっついて飛散しにくくなる。 手洗いうがいのように水分は洗い流すだけでなく、ウイルスを飛沫で飛びに くくする効果もあるのではないか。湿度は感染対策でももっと気をつけても 良いのではないか。いかがですか、尾身会長？