スティール戦略 岐路に ブルドック防衛策「適法」 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20070710mh12.htm 経済問題は基本的に苦手だが、敵対的買収問題について人々の世論が真っ二つ に割れていることに興味を覚える。多分、素朴にブルドッグと言うブランドに愛 着を感じる人は買収反対だろうし、市場経済の発展と言う理性的な思考をする人 は裁判所が市場に介入するな、ということなのだと思う。 僕個人の思いは前者だ。と言うか、現代のグローバリゼーションの中でリバタ リアニズム（欲望至上主義）を認めるのはもはや限界だと思ってる。経済が縮小 してでも、これ以上高いビルを建てたり、速すぎる乗り物をインフラ化していく うちに、ちょっと大地震でも起これば壊滅的な打撃を受けるような脆弱性の強い 社会になるのはとても怖い。市場経済も成長だの発展だのと言った印籠めいた呪 文にめげず、どんどん介入すべきだとさえ思う。