直接民主主義を実現するにはまだまだネットは超えなければならないハードル が沢山あることは以前の記事で確認したが、それでもネットは大事である、少な くとも私にとっては。 つまり、オルタナティブな価値観、思想を持った人間が“多数派”の意見に流 されないよう、ネットの向こうの同じ意見を持つ“少数派”と多少なりとも協同 することができるからだ。自分自身は左寄りの意見だと自覚しているが、だから と言って社民党、共産党の意見をそのまま鵜呑みにできるほど既存の左翼政党に 満足もできない。自分なりに修正した左寄りの意見を持っている、ということに 過ぎない。 意見が右寄りか左寄りかはともかく、政治的意見は日常の空間で話す機会も少 ないし、話したところで自分の意見が多数派でないことは分かっているから孤立 感を深めるだけだ。それをかろうじて乗り越えられる手段として、私にとっての ネットがある。本で学ぶことも多いが、実際の意見のキャッチボールで学び、修 正していくリアル感は私にとっては必要だし大事なことだ。