宇宙人が来たら、戦うか、逃げるか、それとも友だちになるか

　もちろん宇宙人と言うのは比喩で、考え方を異にする人たちのことである。
　ネット上、いやリアル世界でも逃げるか戦うか、の選択をする人が多いだ
ろう。と言うか、この手の問いにそもそも「友だちになるか」と言う選択肢
すら用意されていないことが多いのではないか。
　以前書いたが、私の尊敬する人物は実際に付き合ったらめちゃくちゃ面倒
くさそうな人たちばかり。でもそういう人ほど自分には興味がある。
　オルタナ右翼は話が通じないのでこちらから積極的に近づいたりはしない
が、少なくとも向こうが近づいて来たら相手の言葉を受け止める用意はある
つもり。実際。去年の頭まで典型的なオルタ右翼(まあ実際には自分から炎
上に火を付けるほどのタイプではなく、内輪で盛り上がっているタイプだが)
にも、先方がマイミクを切るまで付き合い続けた。いやむしろ、自分と違う
意見の方が興味がある。オルタナ右翼は大半が議論するだけのボキャブラリ
を持っていないから話が通じないだけ。
　オルタナ右翼もそうだし、中国政府も同じで、なぜ彼らが我々が受け入れ
られないような弾圧などをやっているのか興味がある。正義を前提にしたら
話は通じない。純粋に相手の考え方にしたら興味がある、と言うスタンスで
しか、分裂から融和に向かうことはないのだから、相手に「興味を持つ」と
ころから始めるしかない。
(今日、銭湯組合と思って伺った事務所にいる人がそうだった。なんかめちゃ
くちゃ乱暴な言葉遣いで、下手すりゃ暴力を振るわれるのではないかと思っ
たが、目はどこか嬉しそうで、きっとこの人は総スカンされていて、突然の
訪問者に怒ってはみたが、内心は久々に人と喋れたことが嬉しかったのでは
ないかと思った。GWに怒って実家に帰らなかった立場から、十分に共感でき
る光景であった)