パンデミックについて

　先日の職場日記で多少愚痴ったが、そのままでは「目の前で人が死んで行くの
に不謹慎なことを言うな」と間違いなく批判されると思ったので、他のブログや
SNS には書かなかった。しかし、冷静に考えても、やはり世の中の方がルサンチ
マンで動いていると思い直した。そこで、土日の時間を使ってきちんと整理して、
きちんと自分の意見を世に問うてみたいと思う。

　先ずは「パンデミックは終息なんかしない。最終的には全人類が罹患する」と
考えるべき。以下にその理由を述べる。

・今や地球上の隅々まで感染が広がっている
　ぶっちゃけ、「今はヨーロッパだ、韓国だ、南半球はまだ大丈夫だが、もうす
ぐ危ない」と言っているのは、単に時間差がある、と言うことしか言ってない。
1年、感染2年、あるいは10年と言う時間的スパンで考えたら、世界中の人々が感
染するのは明らかだ。今ロックダウンなどの手だてを打つのは、重症患者を救う
ための医療設備を整える時間稼ぎであって、感染そのものはいつまでもロックダ
ウンができない以上、防ぐことは不可能だと考える。

・人種も地域も分け隔てなく感染が広がっている
　中国やヨーロッパだ偏りはあると言っても一時的なものだし、すでに感染者が
いない国を探す方が速いくらいに拡散した。シベリアみたいな人里離れた地域
(vk.comで毎日ヤクート地域の新聞記事を読んでいる)でも、イギリスからの留学
生に感染者が見つかったり、中国からのビジネスパーソンに感染者がいないかと
毎日戦々恐々としている。
　今や、地球全体がアウシュビッツの毒ガス室である。ただし、ユダヤ人だけを
閉じ込めるような差別はなく、全人類(人種どころか、老若男女さえ分け隔てなく)
が入っている。この平等を私は素直に受け入れたい。

・小手先の政策が混乱を招いている、もしくは効果がない
　日々の感染者数の報道とか、説明がうやむやなまま、学校を休校にしてみたり、
外出禁止令を出したり、多少の効果はあろうが、所詮は焼け石に水だし、国民の
不安を煽るマイナス面も大きい。

　次に、「今はもう、全人類感染後の世界秩序の設計に入るべきである」と考え
る。

・先の心配をするなら、買い占めよりも、神に祈り、正しく成仏できるよう、死
んだあとに残すことを考えよう
　ぶっちゃけ、来週から、もう一度遺書を書き直すことを考えている。別に死ぬ
間際に、買い占めするようなみっともない真似をするのは、弱い人間なら当たり
前なのこと。「100日後に死ぬワニ」が流行ったのは、それを直感した人たちで
はないのか。冷静になって、今から遺書を書き、行いを改める。これからはそう
やって時間を過ごす。

・「みんな一丸となって」と言う発想はもうやめよう
　もちろん、お互い助けあって、と言う精神は重要であることに変わりはない。
しかし、そこで直接相手を手助けすることはできない世の中になる。身代わりは
AIロボット、私たち人間はもはや何もできない(特に人の命に関わる医師が人間に
できなくなる)、と言うことを知るべきだ。

・もう一度私たちの衣食住を見直そう
　テレワークはおそらく小手先、今のビジネススタイルで直接面会しないのは、
少なからずディスコミュニゲーションが発生する。いっそのこと、人間はビジネ
スから手を引き、仕事は全部AI ロボットに任せる(つまり、仮面ライダーゼロワ
ンの世界)と言う選択肢が現実的に考えないといけない。そして、私たちは家庭菜
園をし(パンデミックで人口が劇的に減ったら、マンションやアパートには住まず、
皆一軒家に住み土地を開墾して農作業に従事する)、家庭ごとの食糧自給自足を目
指す。経済活動なんかに依存しない生活を設計しよう。

・人類の「慢心」の本当の姿はなんなのか、よく見直そう
　ぶっちゃけ、「私たちはパンデミックに勝つことができる」と言う根拠のない
自信は、「私たちは絶対に東京オリンピックを成功させてみせる」と言っていた
政治家たちの自信と何が違うのか。自然災害やパンデミックのような人類の人知
を越えるものに抗うのはいい加減やめよう。