http://blog.tatsuru.com/2019/10/10_0926.html 内田先生の記事は、三国志時代の教訓をもとに、東アジアは大国中国への対抗 策として、小国は連帯すべきであることを説き、またそれは現状では難しい（日 韓関係悪化）理由も分析した記事なのだが、個人的にはエマニュエル・トッドの 家族人類学の方に興味が行ってしまった（笑）。彼を解説したウィキペディアも 読みごたえあり。 トッドの考える家族制度には4形態（直系家族・共同体家族・平等主義核家族・ 絶対核家族）あり、それが政治制度にも影響を与えているという。内田先生は民 主主義陣営と共産主義陣営がこの家族制度に影響を受けているというし、他のサ イトでは移民受け入れ政策に如実に表れている（英米は隔離政策だが、フランス は融和政策を取っている）、と言う話もあった。 まあ彼の唱える家族制度はあくまでも人類学として面白いのであって、政治制 度との結びつけはやや無理があるみたいで、だからこちらの方に興味が行ってし まったわけで。