果たして、働き方改革ってなんなの？そもそも人類の歴史はまずは不可抗力が 原因で飢えることを防ぐのが第一だと思っている。 農作物は一度台風に襲われれば、それまでの豊作も一夜で台無しになる。そこ には人間の努力なんて微々たるものでしかない。今日の働き方改革は、人間の努 力が結果に反映されることを主眼としている。そもそも出発点がおかしい。人間 の努力なんて微々たるものなのだから、働く量や質に関係なく見返りは均一であ ることを目標とすべきである。会社の役員で高収入でも、事故にあって働けなく なったら一瞬で無収入になる。 努力と結果を結びつけるのは、いわば子どもが積み木遊びで感じる喜びのよう なもの。それを収入格差に結びつけないことこそが働き方改革であるべき。