もはや「お客様は神様」神話は崩れつつあると考える。どうせならそのまま、 「神様のために」働くようにしてはどうか。上司や社長、クライアントを超越し た神の存在を信じることで、無理難題を言われても、勤勉な日本人でも良心を痛 めることなく「それは私の信仰上の理由によりお受けできません」と拒否するこ とができる。そうすれば、24時間営業のコンビニやファストフード店も、時間通 りに運行される鉄道もなくなり、“普通の国”になる。もちろん過労死なんて消 えてなくなる。世界一の経済大国を目指すなんてうんざり、健康的な生活を取り 戻し、日本を“普通の国”にしよう。今からでも教会なりお寺に行って、中途半 端だった信仰を、自らの人生の中心に置くことを提案する。