歴史は文章で記録されなければならない

　運動会シーズンと言うことで、うちの家族も今日は運動会に行っていて、自分
は留守番。それはともかく、運動会と言えばビデオカメラ。ネットで画像日記が
始まる前から、家族の記録には写真や映像が欠かせない。
　そのことは別段興味はない。ネットが画像や映像だらけ、と言う事情の方に興
味がある。
　そりゃそうだ、画像や映像の方が機械で撮ったものをそのままアップすれば良
い、手軽だ（私の場合は小さな画像１枚ならともかく、複数枚やちゃんとしたコ
ンデジ（それでもコンデジ、映像とかあり得ないｗ）の画像をアップするとなる
と一仕事になる）。
　しかし私にとっては目に映るままの風景なんかでは表現しきれないものを常に
腹に抱えているので、画像や映像主体の日記表現なんて考えられない。銭湯で熱
い湯に浸かった時の気持ち良さを画像、映像で表せるか？外観の撮影は基本的に
私の日記を見に来た人が、こういう建物の銭湯に伺いました、と言う情報しか伝
えていない。肝心なのはその銭湯にお邪魔してどんな気持ちになったかだ。気持
ちは今のところ写真やビデオカメラで記録する方法はない、文章しかあり得ない
のだ。
　自分の中からほとばしるエゴイズムを表現する場が私にとってのネットの存在
意義。逆にエゴのない人間に違和感を感じる。自分と言うものを持たない、満員
電車の中でスマホゲームか日経紙か自己啓発本しか見ない連中にちょっとした不
快感を覚えたりするのもそういうこと。
　例えば私はオピニオン系の投稿もたくさんする（と言うかこの記事自体がオピ
ニオン系だがｗ）。そんなもの写真やビデオに撮れないよね？文章でしか表現で
きない。同様に、自分の嫌いなネット右翼ですら、言葉でエゴイズムをほとばし
らせている点では同志だと感じているのだと思う。友だちにはなれないけどね
（笑）。
　Instagramのブームを残念に思うのはそのせい。まあアイドルは文章よりも自
撮り画像の方が大事なので仕方ないけど、わざわざPCにアプリケーションを入れ
ないと見れないSNSとか私的にはあり得ない。