私がネット右翼にこだわる理由


<2014/Sep/20(Sat)>
 は実は政治的な理由とは別なところにあるような気がしている。彼らが今後本
格的にリアル世界で暴走して、ヨーロッパのネオナチ、あるいは中東のイスラム
原理主義の過激派のような行動をする恐れももちろんある(朝日新聞記者たちに
対する暗殺予告をする輩も実際に現れている)。だが個人的には彼らが暴走して
昭和のような日中戦争の始まり方はしないと思っている。少なくとも彼らがネオ
ナチやイスラム過激派のように実際の銃刀を手にする危険性は小さい。それより
も今の日本は地震や豪雨などの自然災害の方が多数の犠牲者を出している、だか
ら必要以上に熱くなって彼らのペースに巻き込まれたりはしないつもり。
 むしろ彼らの存在は、私がネットをやるモチベーションですらあるのかもしれ
ない。なぜなら彼らは心地よい発言ではないにせよ、自分の心の中を正直に吐露
しているからである。
 彼らのような悪態はリアル世界では人間関係を維持する上では滅多なことでは
言えない(特定の文脈であれば許容される空気もできつつあるが)。例えば上司
への悪態みたいなものであれば酒の席で思わずポロッと出てしまう人もいるが、
ネウヨ的な話は宴席でもなかなか出ない。
 私はネットの醍醐味は、距離を超えることも大事だが、そんなものは実はネッ
トがなくてもテレビやラジオで事足りている。画像や動画など、目に見えるもの
であれば、私もまだまだフットワークは軽いので自分で現場に行って確かめる。
それより絶対ネットでしかできないことと言えば、人の心の中を覗けること、こ
れに尽きるのではないだろうか。画像や動画なんて目に見えるものはオールドメ
ディアで事足りる、人の心情と言う目に見えないものが正直に吐露されているテ
キスト記事こそネットでしか読めないものだ。ネット右翼とはつまり、私の『ネッ
トで吐露されている人々の正直な心情吐露を読みたい』と言うニーズにまさに合
致しているがために、痛い目に遇おうと執拗に絡みたくなるのだと思う。ついで
に言うと、同じネウヨ発言でもコピペだらけみたいなのはウザい、自分の言葉で
悪態ついてる記事に惹かれる。そして、自分の言葉で語っているのなら、ネット
右翼的傾向のない記事の方が好きなのはもちろんである。
 テキストジャンキーであるがゆえに、Win95が現役、なんてことも可能な訳で
ある。やっぱりオイラはまだまだガラケー派(笑)。