郵政民営化反対者の自民党復党問題

　しばらくは自民党内のお家騒動として好き勝手にやってなさ
い、と高見の見物をしていたが、よく考えると、こんなことを
与党がやってたら、いじめ問題なんかなくなるわけないじゃん
、と思って口出しすることにする。
　だってそうでしょ、前回総選挙の意見の食い違いで追い出し
たこと自体、仲間はずれにすると言ういじめ的行為の何者でも
ない。それじゃ党としての政策がまとまらない？まとめること
よりもそうやって意見を封じることの方が国政的によっぽど問
題じゃないのか？なぜ今の国会は教育基本法改正案の強行採決
などと、議論の収束が見えないまま切羽詰ったように白黒決め
たがるのか？そう言うテンパリ具合もまた、「アイツうざいか
ら無視する」的な不寛容の空気を若者に伝染させているのだと
思う。
　国民の間でも復党反対の声は多い。基本的に小泉政権支持者
たちだが、要するに議員一人一人を信用してるんじゃなくて、
自民党と言う看板を信用してる、と言うことだろう。逆に言え
ば議員個人が信頼されてないことの裏返しでもある。しまいに
ゃ「君たちは使い捨てだ」とまで言われる自民の議員たち、少
しは怒れよ、プライドを見せろよ、と言いたくなる。国民も国
民で、そんなに信頼のない自民議員になぜ加担する？そして、
このように平然と議員を使い捨てにする自民党は、独裁政権の
一歩手前の怖い政党だと考える。
　教育基本法に限らず、国会はちゃんと議論せよ、法案通過の
前に十分議論せよ、お家騒動なんかで議論をかき回すな。議員
一人一人が党是なんぞにひれ伏さず、有権者の前で堂々と持論
を述べる、と言う議員本来の仕事をせよ。先ずそんな当たり前
のことから実行すべきだ。