改憲への意志が本気なのを見せつけられた１件

　おそらく安倍首相の今回の行動は確信犯ではないだろうか。日中韓関係を悪化
させる行動に対してアメリカが憂慮する発言は最近増えていて、アメリカの今回
の反応は決して予想外だったわけではない。 
　日米関係を悪化させることは安倍にとってどんな意味があるか。それは改憲へ
の障壁を取り払う目的と考えられる。分かりやすく言うならば、改憲手続き上の
最大の障壁は実は世論ではなく、アメリカの意志である。それなりに９条問題に
関心のある人なら、「日米安保条約は第２の憲法である」と言うたとえを聞いた
ことがあるかもしれない。すなわち、日本の軍備増強の障壁は日米安保条約なの
である。従って、日米安保は自民党にとっても大事な条約ではあるが、今回安倍
は自民党党是である改憲のために日米安保を捨てる方向にいよいよ歩み出した、
と言う可能性がある。 
■米政権「失望している」　首相靖国参拝で異例の批判声明 
(朝日新聞デジタル - 12月26日 15:12) 
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2703288