常識が分からない

　正確には常識と言うより「世間一般でコンセンサスが取れている（らしい）こ
と」に同意できない、と言うお話。
　ちょっと前に「駅のような公共の場所にエスカレーターは要らない、エレベー
ターで十分だからエスカレーターをなくして階段に戻せ」、と言う主張をミク
シィに書いた。しかしイイネはつかなかったし、そもそもたくさんの人々が役所
に陳情してまでエスカレーターを望んだからこそ、ここまでエスカレーターが普
及したのである。つまり、僕の意見は世間一般のコンセンサスと真っ向からぶつ
かるものらしい。
　なぜなんだろう、僕の主張ってそんなに変なのかな？反原発でも、それで経済
成長が止まったら困る、と言う主張をする人は多い。私からしたらそんな話、ま
じめ過ぎてついていけない。過労死するほど酷使されるのなら、失業した方がま
し、と言う価値観はスペインみたいなラテン系の国では広く共有されてると思う
けど、日本はそうじゃない様子。尖閣や竹島など小さな島の領有権にこだわる人
たちが福島の大地の汚染に関心が薄いのもとても気持ちが悪い。
　今さらながら、世の中で合意が取れているかに見えることが全部疑わしい。も
うこんな精神状態で生きなければならない日本は住みずらいと感じる。