東京都慰霊堂・春季慰霊大法要

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　東京大空襲68年目の今日、東京都慰霊堂へ。今年は日曜日と重なったこと、お
よび暖かい天候に恵まれたことで、参列者が例年以上に多い。９時過ぎに家を出
たので10時の法要開始に間に合うか心配だったが、両国駅（工事中みたいで歴代
横綱の額縁の絵は見られなかった）から最短経路だと５分くらいで横網公園に着
き、なんとか間に合う、ちょうど秋篠宮殿下ご夫妻が入場されるタイミング。
　僧侶はいろいろなデザインの袈裟をまどっており、単一宗派ではないようだ
が、読経の中心的僧侶は真言宗のようだ。雅楽が流れるのは神道的でもあり、宗
教中立の追悼施設。今年からは石原慎太郎に代わり猪瀬直樹都知事に。
　私たち関東人は先ず3.11の前日に3.10東京大空襲の記憶を思い出さなければな
らない。と言うか、忘れかけていた過去の記憶を東日本大震災を通じてあらため
て見直すことになったのだ。ここは関東大震災の犠牲者も祀っている。いろいろ
な角度から、私たちの過去から未来への祈りと希望への行動を考えさせてくれる
場である。
　法要の読経の終了後、一般参列者の焼香。周りはほとんど戦争を知ってる高齢
者ばかり、靖国参拝は若い人も多いのに、東京大空襲の慰霊はお年寄りばかりと
言うのはどういうことなのか？最後に空襲犠牲者追悼の碑を見て慰霊堂を退散。
両国駅までは旧安田庭園を通り抜ける。