マンションへの政党ビラまき、被告に無罪判決　東京地裁

マンションへの政党ビラまき、被告に無罪判決　東京地裁
http://www.asahi.com/national/update/0828/TKY200608280077.html

政党ビラ配布は住居侵入に非ず、５８歳僧侶に無罪判決
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060828i204.htm

　さっきＮＨＫを見ていたが、最近のマンションはオートロックやら監視設備や
ら設備は立派にも関わらず、不審な侵入者が後を立たず、更に世間を震撼させる
ような事件が少なからず起きているのはご存知の通り。それにしても、個人的に
マンションに住める感覚がよく分からん、オートロックなんて逆に言えば錠前が
壊れたら部屋に閉じ込められたりするわけだし、実際先日の停電でエレベータに
閉じ込められたりするわけじゃないですか。不審者侵入問題もさることながら、
テクノロジーに閉じ込められた空間が自分の家なんてオイラには選択できません、
それなら路上ホームレスの方がずっと気が楽だ（笑）。

　と言う訳で本題、共産党のチラシをマンションでまいていた僧侶への無罪判決。
例によってこういう問題には朝日と読売とで温度差があるわけだが、この裁判っ
て「表現の自由」を問題にしてるわけだよねえ、だったらたとえ保守系の読売で
あっても、マスコミの根幹である表現の自由に肩入れしないってのはどうなんで
しょうねえ、ましてや押売りもどきの訪問販売で契約を取るのが常套手段の読売
が被告に向かって“住居不法侵入”とか言えるのかな？（笑）
　すみません、ついつい読売攻撃になってしまった（汗）。そう言う偏見を除い
ても、僧侶の言い分の方が人間臭さがあっていいな、と思う。ビラ配りで住居侵
入が言えるなら、高い布団を売りつけたりする訪問販売を先ず取り締まってもら
いたいもんです。それをせずに犯罪扱いにするのなら、こりゃ表現の自由に制約
をかけてるとしか言い様がないです。そう考えると、やっぱり立川の防衛庁官舎
でのビラ配りが有罪になってるのはなんとも納得がいかん。