先日の記事の続きと言える。危機の時代になるとあちこちで「理想のリーダー 像はどんな人物か？」と言う議論が表れる。しかし、私は理想のリーダー像なん て歴史のイタズラで決まるような話より、理想の団結の方法を議論した方がずっ と役に立つはずだと思う。 と言うか、理想のリーダー像と言う発想は民主主義的ではない。民主主義は リーダーの再選に上限を設け、良かろうが悪かろうが一定期間以上は宰相のポジ ションにとどまることができない。長い期間がかかる大仕事はしたがってリー ダーが１人でまっとうできるものではない。 良い団結で私たち一人ひとりが最適な目標への役割を果たし、それに良い教 育、つまり次世代へのバトンリレーがうまく行ってこそ、国の改革のような大仕 事は成し遂げられる。リーダー像を考えるより私たち一般国民がどう団結し、ど う次の世代に思いを繋げるか、と言うテーマで議論を始めることの方がよほど重 要。