今までだったら中東の地下資源への覇権争いでアメリカも中東情勢には口出し してくるはずだが、いまやアメリカはイラク戦争敗退とリーマンショックを経て 体力を大きく衰えさせている。一方中国は先ず国内の治安が一番だし、東アジア 圏（と言うか東シナ海近辺）での覇権争いもあるので中東まで手が出ない。 ロシアは旧ソ連時代から、米英のサポートで誕生したイスラエルに対抗すべ く、アラブ圏をバックアップしていた国である。つまりアフガン戦争のようにロ シアは昔からイスラム諸国の内政に干渉していた。 となれば、昨年のアラブの春に危機感を一番募らせたのはロシアであり、こう したアラブ圏の内政干渉の一環として武器輸出が伸びたのは必然的であると言え る。 （昨日の中央ユーラシア調査会の話の受け売りですｗ） ロシア武器輸出は過去最高、シリア政権が浮沈の鍵＝報告書 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1898360&media_id=52