「仕事への意欲が最低なのは日本人」――人事戦略コンサルティングの米タワーズペリンが調査

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060731/244726/

　そもそも、フリーターだのニートだので騒いでるくらいだから、今の日本人に
勤勉意欲なんかあるはずがない。意欲的でないと転職を考える、と言う発
想はさすが日経だ（笑）、意欲がないのに転職などと言う面倒を自ら進んで
選ぶわけないじゃん。

　「これは、過去10年以上にわたって景気が悪く、人員削減をはじめとした急
激な組織改革が行われたためだ。」なんて今頃そんな分析ってありかね？さっ
きも言ったように、これはサラリーマンに限った問題ではなく格差問題とかフ
リーター問題、あるいは自殺者３万人問題などと呼ばれる立派な社会問題だ。
会社勤めの人だけにスポットを当てていまだに「日本人＝勤勉」伝説を信じて
いるのはアホとしか言い様がない。

　日本は下から２番目、と言うが、「非常に意欲的である」が２０％を超えている
のはブラジルとメキシコだけで、そこから下はどんぐりの背比べではないかと思う。

　あと、先日発表された世界の「幸福度マップ」で日本が１７８か国中９０位と言
うのもあった。上位は欧州の小国が締めているとのことだが、別の統計では南
の島が上位に来たりもする様だ。まぁここはSAKAMOTO氏の言う通り、数字
に振り回されても仕方ない、と言うことなのだろう。長々と書いておきながらつ
まらない結論かもしれないが、要するに幸福なんて言う問題は、他者との比
較が出来る問題ではないと言うことだ（意欲も「仕事が楽しい」と言う実感に
相関性があるものと考えれば、ある種の幸福とも考えられる）。