失恋について(2/2)


<2004.09.14(Tue)>
 いったん議論を整理してみよう。俺が恋愛ベタな理由は、
・コミュニケーションが下手、と言うかしようとしない。
 どうせ相手の気持ちなど分からない、仮に分かったところで、そん
な簡単に気持ちが察せられるような底の浅い女には興味何かないし。
・家族を信頼していない
 この事は重要だ。俺には“円満な家族”のイメージがない。だから
それに向って相手と信頼し合い、高め合い、と言うイメージもない。
そういうことが出来ない、と言うのはすぐに見破られる。
・国家を信用していない
 結婚を意地悪く捕えるなら、国民を増やすための制度、と言える。
国家を信用していないので、子供を産むことは逆に自分が“種馬”扱
いにされたような侮辱感を覚える可能性も高い。だからよっぽど心底
惚れないと一緒に暮らそうとかいう発想にならない。
 まぁ上記の理由をひとまとめにすると、「人間嫌い」と言うことで
すな。友情も愛情も信頼していないところ似合いなんか芽生えるわけ
がない。俺には1割の性欲と9割の偶像崇拝を愛と呼ぶことしかでき
ない。いわゆる本来の“愛”の意味を俺は知らない。

 結婚と言う問題を考えたとき、俺は“アナーキストの完膚なき敗北”
を思い知らされる。国家や家族を否定するニヒリズムは思想的にはど
うあれ気分的には間違いなくアナーキズムだ。結局のところ、アナー
キストは相(=結婚)も富(=出世)も得ることが出来ない、ただ自
由のみが得られる。そして、自由は何物にも代え難いものだと考える
から、愛や富はあきらめざるをえないのだ、2兎を得られる才能を持
たぬ限り。

 だがちょっと待て、俺はそこまで悲観的に考える必要があるのだろ
うか?確か“男の優しさ”は仲○か○りBBSで多少を学んだはずで
ある。それなりに役に立つ身振りを学んだのではなかったか?(それ
は岩○真○子ファン活動に多少現れている)「もっと傷つくことを恐
れず、人間関係力を学んでみなさい」と年下の女の高飛車なアドバイ
スに腹を立てる必要などないはず。