ラジオ番組表2011秋

　テレビはまだかろうじてコンテンツ勝負しているが、ラジオはニュースなどを
覗けばほぼパーソナリティとリスナーのコミュニケーションの場として活路を見
出だしてるのがこういう雑誌を読むとよくわかる。タレントじゃないパーソナリ
ティにもカリスマ性のある人がたくさんいて、もうほぼパーソナリティのキャラ
クターでラジオ番組の質が決まると言っても過言ではないくらい。
　で、読者による好きなDJランキング。なんと、範田紗々ちゃんの「カツシカナ
イト」が初登場いきなり２位！楽しいけどちょっとヤバいこの番組。多分紗々
ちゃん１人の人気だけじゃなく、コミュニティＦＭとして地元密着型の番組作り
と言うのが逆に人気なんだろうな、と。もちろん、紗々ちゃんがＶやめてからラ
ジオパーソナリティとしての才能を見せた記念すべき番組。
　一方、万年２位だった「Berryz工房嗣永桃子のぷりぷりプリンセス」が４位に
落ちていたのは意外。テレビで「嗣永プロ」キャラが認知され、人気上昇中の
中、ラジオの方は息切れ？インタビューでは少々ブラックキャラ（怒っている方
のぷりぷり）が目立っているので軌道修正したいとのこと。しかし、その下には
清水佐紀＆徳永千奈美＆須藤茉麻の「べりつぅ！」、道重さゆみ「モーニング
娘。道重さゆみの今夜もうさちゃんピース」とハロプロ勢がひしめく中でのトッ
プですからね。
　ラジオ分野ではハロプロ勢が圧倒的に強い、ここではAKB他の女子グループア
イドル勢は足下にも及ばない。何もアイドルヲタはアキバイベントやライブ会場
だけが戦場じゃない、ここでは昔ながらの（と言っても今はもちろんＥメールが
中心だが）“ハガキ職人”と言うヲタ活動の現場がある。
　更に、紗々ちゃんが元Ｖドルから殴り込みをかけ、アニメ声優の皆さんも相変
わらず健闘している。コミュニティ密着型とか、テレビにはできないかゆいとこ
ろに手が届く番組作りは、一見時代遅れのように見えて、まだまだ面白い可能性
が見えてくる。